犬が散歩で歩かない!座り込んでしまう6つの理由と動いてもらうためにできることとは?

犬が散歩で歩かない!座り込んでしまう6つの理由と動いてもらうためにできることとは?

散歩中にも関わらず、犬がその場に座り込んでしまうと困ってしまいますよね。座り込んでしまった愛犬に、動いてもらうためにできることとは何でしょうか。この記事では、犬が散歩中に歩かなくなり、座り込んでしまう理由と対処法についてご紹介します。

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記事の監修

犬の気持ちは行動に現れる。知っていますか?犬が顔を左に向けた時にはストレスを受けている可能性があることを。犬は様々な方法で人に気持ちや考えを伝えているのです。それを受け止めてアドバイスとして活かすことを仕事としております。様々な専門の知識と20,000時間以上の教育実績があなたとその愛犬の生活を助けて豊かに導きます。

犬が散歩で歩かない!座り込んでしまう理由と対処法

座り込んで動かない犬

散歩中、愛犬が急に立ち止まってその場に座り込んでしまった…などの経験はありませんか?しかもリードを引いてもびくともしない…そんな事が起こると「もう、どうしたの!?」とイラっとしてしまうものです。

しかし、犬が歩かなくなるのには必ず理由があります。なぜ座り込んでしまうのかその理由を探り、動いてもらうための対処法を試してみてください!

1.疲れたから

犬が散歩中にたびたび座り込んでしまうのは、疲れを感じているのかもしれません。いつもより長い時間歩いたり、気温が高かったりする日は犬も疲れを感じやすくなります。

それ以外には、犬の年齢的な問題が絡んできます。犬も年を取ると足腰に痛みを感じやすくなるため、高齢に差し掛かったら無理のない散歩へと変えていく必要があります。

しかし、中には楽をしたいばかりに「抱っこして!」と座り込む犬もいます。その場合は応じてしまうと今後歩かなくなってしまうので、名前を呼んで自分で立ち上がるのを待つべきです。

まずは、愛犬にとって程よい散歩の内容を考えましょう。その日の天候や体調に合わせて、歩くスピードや距離を変えてあげるよう意識してみてください。

2.別の場所に行きたいから

動かないラブラドール

散歩中急に立ち止まり、「ここから先は行きません」とばかりに座り込んでしまう犬は、散歩コースに不満があるのかも…。

別の方角に好きな犬や人がいる、もしくは逆の方角から美味しそうなニオイがするなど、犬の興味をそそるものがないか確かめてみましょう。

犬の座り込みは、飼い主に対して強い意志を見せる行為です。そんな時はリードを引くのをやめて、愛犬と目線を合わせるためにしゃがみ込んで名前を呼んでみてください。

立ち上がったら褒めてあげて散歩の再開を。ただ、このような行動を繰り返すのは、しつけ上あまりよくありません。犬が座り込まないように、ご褒美のおやつで促したり、散歩コースを変えたりする工夫をしましょう。

監修ドッグトレーナーによる補足

愛犬がどうしても行きたい方向へ歩き出すようなら、まずは飼い主さんが歩いて良いと許可を出してから、その方向へ進ませるようにすることが大切です。

3.その先に苦手なものがある

犬はその先に苦手な何かがある時、危機感から急ブレーキをかけて歩かなくなることがあります。歩行を促しても「行きたくない」とばかりに座り込んでしまったなら、無理をせずに方向を変えてみてください。

まだ散歩に慣れていない犬であれば、知らない景色に不安を感じている可能性もあります。散歩自体を好まない犬もいますが、まずはその理由をしっかり探りましょう。

工事現場がある、車の通りが激しい、子供が騒いでいる、怖い犬がいるなど、苦手なものがハッキリすれば避けることができます。

散歩に対してネガティブなイメージを焼き付けないために、愛犬が楽しめる散歩コースを考えてあげましょう。散歩が終わったらおやつのご褒美を与えてみることもおすすめです。

監修ドッグトレーナーによる補足

恐怖体験は、犬の記憶に鮮明に残ってしまいトラウマになってしまうことも。

無理をさせてしまうと愛犬との信頼関係に悪影響を及ぼすこともあるため、散歩は楽しいことだと思ってもらうよう、無理強いすることは避けましょう。

4.体調不良やケガを負っている

ベンチに座る柴犬

いつも通り散歩に出たら、なぜか道端で立ち止まってしまった…という時は、愛犬に異変がないか確かめてみてください。もしかすると体調不良を起こしていたり、ケガを負っていたりする可能性があります。

散歩中は何が起きるかわからず、道に落ちている小石や木くずで肉球が傷つくこともあります。暑さで熱中症を起こしていないか、寒さに震えていないかなども確かめましょう。

老化によって嗅覚や聴覚が衰えると、犬は不安になって歩行困難になることも。ほかにも認知症になっていないかなど、あらゆる可能性を考えてあげてください。

監修ドッグトレーナーによる補足

散歩中に小石や小枝、葉っぱなどが肉球や指の間に挟まってしまうことでケガをしてしまうことは意外と多いので注意が必要。

散歩中に少しでもいつもと違う様子があれば、歩くのをやめて足元を確認してあげましょう。

5.新しいリードやウェアに慣れていない

新しいリードやハーネス、レインウェアなどを使い始めたばかりのとき、犬は歩きにくさを感じることがあります。なぜか散歩中に歩かなくなったときは、着心地や身動きの悪さを感じているのかもしれません。

とくに「シャカシャカ」という衣擦れの音がするレインウェアは犬が嫌がる傾向があり、動きにくさや視界の悪さに不満を持つことも多いです。

ほかにも、ハーネスやリードが犬を締め付けていないか確かめながら、できるだけ犬のストレスを軽減させてあげましょう。

6.過去のトラウマがある

「犬が外を歩きたがらず、座り込んでばかりいる」という場合は、過去に何らかのトラウマがないか思い出してみてください。散歩嫌いの犬は、過去に恐怖体験をしていることが多いです。

トラウマを抱えている可能性がある保護犬であれば、無理をせずに少しづつ散歩に慣らす必要があるでしょう。

トラウマを克服するためには、散歩に対してポジティブなイメージを持たせることが大切です。

外に出る事ができたらご褒美を与え、もう少し進むことができたらまた褒めてあげましょう。大好きなおやつを少しづつ与えながら、歩く距離を伸ばすことを意識してみてください。

無理強いをさせたり、歩かないことを叱ったりすると逆効果なので、愛犬のペースを重視することが大切です。

まとめ

女性とハスキー

散歩をできるだけ早く済ませたい飼い主にとって、犬が座り込む行動は悩ましい問題かもしれません。

しかし、そこには何らか理由があり、思わぬ病気が隠れていることもあります。

犬が道に座り込んだ時は必ず理由を探ってみてください。その上で、適切な対処を行うことが大切です。

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