犬に「ほめ言葉」は伝わるの?
日ごろから愛犬にしつけをする中で、「ほめている気持ちは伝わっているのだろうか?」と疑問に思うことってありますよね。なんとなく嬉しそうに見える時もあれば、反応がイマイチ…という時もあるかと思います。
犬に言葉を理解してもらうことは難しいですが、飼い主の伝え方次第で嬉しさや幸せな気持ちを与えることができます。逆に注意ばかりすれば、犬は悲しくて寂しい気持ちになるでしょう。
ほめることは愛犬との信頼関係に大きく影響するので、しつけをする上では欠かすことができません。そのために、犬に伝わる正しいほめ方を行うよう心掛けてみてください。
犬に飼い主の気持ちをきちんと伝えるコツや方法
犬を育てる上でほめることは非常に大切なしつけです。それは、ただ注意するだけでは犬はストレスを抱え、やがて飼い主の言うことを聞かなくなってしまうからです。
ほめることで犬はモチベーションが上がるだけでなく、飼い主のことを信頼するようになります。そのとき、どうほめるかが重要です。ぜひここでまとめた、飼い主の気持ちをきちんと伝えるコツや方法をぜひ参考にしてください。
高い声のトーンでほめる
犬をほめる時は声のトーンを高くしましょう。なぜなら、犬は言葉を理解できない代わりに、相手の声のトーンで感情を察しているからです。
犬がいい行いをしたらしっかりほめる、これで「こうするといいことがあるんだ」と覚えます。繰り返すことで犬を賢く育て、問題行動を防ぐことができますよ。
ほめ言葉を統一する
犬に「いいことをしたね!」と伝えるためには、ほめ言葉をわかりやすく統一させることが大切です。犬が喜びやすいほめ言葉として「いいこ!」「すごい!」「えらいね」の3つがよく選ばれています。
短い言葉を高い声のトーンでゆっくりと、これが犬にほめ言葉をきちんと伝えるポイントです。同居する人がいる場合は言葉がバラバラになりやすいので、ぜひ統一させるよう話し合ってみてください。
その場で簡潔にほめる
犬をほめる時はその場で簡潔に!をモットーにしましょう。というのも、犬をほめるタイミングを間違えると、全然違う行動のことを「ほめられたのかな」と誤解することがあるからです。
おすわりができたら「いいこ!」とすぐにほめるといった行動を繰り返すことで、犬はいい行動をどんどん覚えることができます。叱る際と同様に、ほめ言葉は簡潔に済ませて、犬にストレスを与えないことも大切です。
おやつのご褒美もくわえる
トイレトレーニングや吠えるのをやめさせるなど、犬のしつけは大変なことばかりですよね。「しつけが上手くいかないな…」と感じる時は、おやつのご褒美もくわえてみてください。
トイレが成功できた時や吠えるのをやめた時などに、「えらいね」とほめ言葉を伝えながらおやつのご褒美をあげてみましょう。おやつだけでなく、体を撫でてあげるなど犬が喜ぶことを一緒にするとしつけがスムーズに行きやすいです。
まとめ
「愛犬とは深い絆で結ばれたい」と願う飼い主さんは、ぜひ気持ちが伝わるほめ方を行ってみてください。ちょっとしたひと工夫で、今まで以上に愛犬が喜びを感じるようになります。
もし、「しつけが上手くいかない」と感じる人は、ぜひ一度犬のしつけ教室の利用やドッグトレーナーに相談してみましょう。愛犬とのコミュニケーションがさらに円滑になりますよ。