スキンシップが大好きな愛犬♡撫でるタイミングには注意して
大好きな飼い主さんに撫でられることで犬のストレス度が下がり、幸福度が上がるという研究結果が公表されています。
大好きな飼い主さんに撫でられたり触れられたりすることで、愛情を注がれていることを実感し、それが幸せや安心感につながっている結果でしょう。
しかし、犬を撫でるタイミングを間違えるとストレスを与えてしまったり、しつけに悪影響を及ぼしたりします。そのため、撫でたり触れたりするタイミングはしっかり見極めてください。
理由は?犬を撫でてはいけない『5つの瞬間』
どのようなタイミングで撫でてしまうと愛犬に悪影響を与えてしまうのでしょうか。ここでは、犬を撫でてはいけない瞬間とその理由について解説します。
1.眠っている時
眠っている最中は犬にとって、最も無防備な瞬間と言えます。そのため、近づかれたり触れられたりすると無意識に警戒心が高まってしまい、ストレスを与えてしまう恐れがあるのです。
眠っている時や少し離れた場所で休んでいる時はむやみに近寄ったり触ったりせず、そっと離れた場所から見守ってあげましょう。
2.食事中
食事中も犬に不用意に触れてはいけない瞬間の1つです。食事中は野生の習性により、他の人や犬、動物に食事を盗られまいと夢中になって食べています。
そのため、このタイミングで触れてしまうと咄嗟に「触らないで!」「盗らないで!」と攻撃的な行動をとったり、盗られまいと早食いになったりする恐れがあるのです。
安全にリラックスした状態で食事を楽しんでもらうためにも、愛犬の食事中は触れたり声をかけたりせずに見守ってあげてください。
3.夢中になって遊んでいる最中
おもちゃなどで夢中になって遊んでいる最中も、なるべく触れたり撫でたりすることは避けましょう。興奮した状態の犬に不用意に触れてしまうと、咄嗟に噛み付いたり唸ったりと攻撃的な行動に出てしまう恐れがあるからです。
また「邪魔しないで!」とストレスを感じてしまう犬もいるので、突然触れるのではなく、一言声をかけて反応を見せてから触れるなど対応を工夫しましょう。
4.強い不安や恐怖を感じている時
強い不安や恐怖を感じている様子を見せている時も、突然触れてしまうとかえって驚かせてしまう恐れがあります。そのため、突然触れたり撫でたりすることは控えてください。
まずは優しく声をかけて「今から触れるよ」「大丈夫だよ」と安心させてあげましょう。その上でこちらの存在を確認した様子を見てから、優しく撫でてあげてください。
5.叱っている最中や悪いことをした時
叱っている最中や悪いことをしたタイミングで撫でる行為も厳禁です。言葉で叱っていても撫でられたことで、「怒っていない」と誤った解釈をさせてしまうからです。
また、中には悪いことをした直後に撫でられたことで、「褒められた」と勘違いしてしまう犬もいます。悪い行いをエスカレートさせる原因となるので、しつけの最中は接し方に注意しましょう。
まとめ
いかがでしたか。犬を撫でてはいけないタイミングに触れてしまうと、ストレスを与えたりしつけに悪影響を与えてしまう恐れがあります。それぞれの状況に適した対応を意識して、撫でるタイミングは正しく見計らいましょう。