愛犬が散歩中に「寄り道」したがる場所
散歩中の犬といえば、ただ飼い主の後をついて歩くだけではないですよね。ニオイを嗅いだり外気を浴びたりしながら、外でしか味わえない刺激を楽しんでいます。
そんな犬のようすを見ていると、急に立ち止まったり、時には駆け出して向かったりする場所がありませんか?時間に余裕がない日は、「早く帰ろうよ」と愛犬のリードを引くこともあるかと思います。
でもたまには、「なぜその場所に寄りたがるんだろう?」と理由を探ってみましょう。ほかの飼い主さんと「あるある」「うちの子もそう」と共感することで、これからの散歩がより楽しくなりますよ!
1.犬のマーキングスポット
犬が必ず立ち寄る場所といえば、電柱や花壇のようなマーキングスポットがあげられます。ほかの犬のニオイがするので、その場でしばらく「クンクン…」と嗅ぎ続けますよね。
マーキングは自分のテリトリーをほかの動物に示すためだったり、メス犬へのアピールとしての行動だったり、というような意味があるとされています。しかし最近では、「犬同士で情報交換をしている」ともいわれています。
ほかの犬のニオイを嗅ぐ行為は、決してダメな行為ではありません。しかし、ニオイに反応してさらにマーキングをしたり、排泄をしてしまったりする場合は、その場を避けるようにトレーニングをした方がいいですね。
排泄は自宅で済ますようにして、散歩中にマーキングの予兆があったら立ち止まらないように通過しましょう。散歩のマナーを守るためのお水や消臭剤なども携帯してくださいね。
2.草むら
「うちの子は草むらばかり行きたがる」と感じている飼い主さんも多いようです。草の中に頭から突っ込んだり、体を地面にスリスリさせたりと自由奔放な愛犬の姿に思わず微笑んでしまうものですよね。
でも、なぜ犬は草むらに寄り道したがるのでしょうか。その理由は、草や土など自然あふれるニオイがするからです。
そして、草むらにはダニやノミがつきやすいのであまりおすすめできません。また、草を見つけて食べる犬もいますが、除草剤を散布するような場所もあるので安全性を確認してくださいね。
3.食べ物のニオイがする場所
当たり前かも知れませんが、食べ物のニオイがする場所は犬が寄り道したくなるものです。食べ物屋さんがある道やどこかの家から漂ってくるご飯のニオイがすると、犬の鼻は敏感に反応してしまいます。
食いしん坊な犬であれば、ニオイに誘われるまま散歩コースを脱線してしまうでしょう。そのたびに飼い主さんは手を焼いてしまうと思いますが、「早くおうちに帰ってご飯を食べようね」と帰宅を促してあげてください。
4.広い公園
人間と同じように、犬にとっても広い公園のような場所へ行くと気分転換ができるものです。公園で遊ぶ声がすれば、「一緒に遊びたい!」と反応する犬もいるでしょう。
毎日同じ散歩コースばかりだと感じている飼い主さんは、たまには寄り道をして愛犬と一緒に思い切り体を動かしてみてください。
5.好きな人や犬がいる場所
愛犬が好きな人や犬がいる場所に近づくと、驚くほど強い力でリードを引っ張っていくことはないでしょうか。愛犬に食べ物をくれる人やかまってくれる人、相性のいい犬を見つけると、尻尾をブンブン振って喜びますよね。
そんな愛犬の姿を見ると、飼い主さんもまた寄り道したくなるかと思います。愛犬の友達が増えると、自然と飼い主さんの交友関係も広がりますよ。
6.河原や土手
河原や土手のような場所も犬が好みますよね。近所にそのような場所がある飼い主さんは、散歩コースのひとつに選んでいるかもしれません。
どちらも開放感が得られる場所なので、犬ばかりでなく人間も寄り道したくなるものです。土手から夕日を眺めるなど、安全に気をつけながら愛犬と一緒に寄り道を楽しむのもいいですね。
まとめ
愛犬が「寄り道」したがる場所は、どれも理由がわかりやすいですよね。
「うちの子はここが好き」という場所が一か所でもあれば、マンネリ化しやすい散歩も楽しくなるはずです。
寄り道ばかりされるのも困ってしまうものですが、愛犬と楽しめる範囲で見守ってあげてください。そして、飼い主さんも一緒に寄り道を楽しめるといいですね。