他の犬よりもお金が多くかかる犬種の共通点や特徴は?
現在、犬にかかる生涯費用は約300〜500万と言われています。生活スタイルや犬種によってかかる費用は大きく変わりますが、1頭に多額の費用がかかることは飼う前に知っておくべきでしょう。
中でも、ある共通点や特徴を持つ犬種は、他の犬よりも特にお金がかかる傾向にあると言われています。以下のような特徴を持つ犬種は、想定以上の費用がかかる可能性があることを視野に入れておきましょう。
- 体格の大きな犬種(大型犬〜超大型犬)
- 日本の気候に適していない犬種
- 長毛犬種などのトリミング頻度の高い犬種
- 遺伝的になりやすい疾患を多く持つ犬種
体格の大きな犬種は、運動量や食事量も他の犬に比べて多く必要です。そのため、食費や思い切り運動できる施設の利用料などがかかります。
他にも日本の気候に適していない犬は、電気代やガス代などの光熱費がかかる傾向にあったり、トリミング頻度や遺伝的に罹りやすい疾患なども影響します。
迎え入れる前に考えて!『お金が多くかかる犬種』3選
では、一般的に他の犬よりお金がかかりやすいと言われている犬種には、どのような犬種が当てはまるのでしょうか。ここでは、『お金が多くかかる犬種』とその理由を解説します。
1.ラブラドールレトリバー
ラブラドールレトリバーは、日本国内でも人気の高い大型犬です。しかし、その体格の良さから食事量も多く、さらには運動量も必要とします。
また賢い犬種ではありますが、ドッグトレーニング施設に通う飼い主さんが多いことも費用が高額になるポイントです。遺伝的に疾患を患いやすいという特徴もあるため、医療費も高額になりやすいことが影響しているのでしょう。
2.ゴールデンレトリバー
ゴールデンレトリバーは体格が大きいだけでなく長毛犬種であることから、トリミングにも定期的に連れて行く必要があります。
また、とても活発な犬種なので、日々の散歩だけでなくドッグランなどの商業施設に連れて行ってあげることで、運動不足を解消してあげる飼い主さんが多いです。ドッグスクールに通う犬も多いですよ。
これらの理由により、生涯にかかる費用が他の犬よりもかかりやすい傾向にあります。
3.フレンチブルドッグ
フレンチブルドッグは小柄な犬種なので、一見すると費用がかかるようには思えません。しかしラブラドールレトリバーに次いで、医療費がかかる犬種として知られています。
短頭犬種ということもあり、呼吸器系の症状を引き起こしやすいこと、また心臓疾患を患いやすい傾向にあることから、意外と費用がかかりやすい犬種に該当します。
お金がかかる犬種を飼う際に取り入れたい節約方法を紹介
これから犬を迎え入れる人も、すでに家族として一緒に暮らしている人も、犬を飼うことでどうしても家計に負担がのしかかりますよね。お金がかかる犬種ならば尚更です。
犬を飼う際はぜひ以下の節約方法を取り入れて、家計の負担を少しでも軽くしましょう。
- 不要なおもちゃなどは買い過ぎない
- 冷房や暖房は循環効率を意識しで節電する
- 寒い時期はブランケットなどを活用して寒さ対策を行う
- 簡単な部分のカットは自宅で行う
- ドッグフードは通販などでまとめ買いして割引になることも
冷房や暖房を入れる際には、循環効率を上げて必要以上に電力を消費しないよう意識しましょう。寒い時期はブランケットなどを渡してあげると、より温度設定を過度に上げずに済みます。
また、消耗品に関しては、通販などでまとめて購入するとお得に買えることも多いです。お子様がいるご家庭では、「犬用」ではなく「赤ちゃん用」で代用できるアイテムも多いので、ぜひチェックしてみましょう。
節約を意識し過ぎは要注意!注意点を解説
犬を飼うことで家計への負担が増幅する中、少しでも節約したいという意識から必要以上に節約し過ぎてしまう飼い主さんもいます。
しかし、愛犬の健康に悪影響を与えるような節約方法はNGです。なるべく室温調節は適切に維持しつつ、少しでも消費電力が少なくなるよう工夫することが重要です。
他にもドッグフードの量を減らすのではなく、別の余ったお肉や野菜でかさ増しするなど、なるべく愛犬の快適さや健康を損ねないような工夫を取り入れましょう。
まとめ
いかがでしたか。犬種によっては、他の犬種よりもお金が多くかかる場合もあります。しかし、一度迎え入れた家族は最期の時まで責任を持って幸せにしてあげてください。できる範囲で節約して、家計への負担を減らしましょう。