犬の抜け毛は『お掃除ロボット』で掃除できるの?実際の活用法や注意点とは?

犬の抜け毛は『お掃除ロボット』で掃除できるの?実際の活用法や注意点とは?

部屋をきれいにしたいと思っていても、つい後回しにしてしまうという方も多いのではないでしょうか。お部屋の掃除は飼い主さん自身のためでもありますが、愛犬の健康を守るためにも必要なことです。そこで頼りになりそうなアイテムが、「お掃除ロボット」です。お掃除ロボットでも犬の抜け毛は掃除できるのか、実際の活用法や注意点などをご紹介します。

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愛犬家の「お掃除ロボット」活用法や注意点

離れた場所からロボットを見つめる子犬

「お掃除は大切だし、常に清潔な部屋で過ごしたい。」そう思う方は多いものの、いざとなるとつい後回しにしてしまいがちなのがお掃除です。そのため、アメリカで発売された一般家庭用のお掃除ロボットが日本でも発売された時には、一躍ベストセラーに躍り出ました。

家を留守にしている間にお掃除ロボットが勝手に部屋の中を掃除してくれるのですから、こんなにありがたいことはありません。しかし無人で掃除をするということは、細かな部分にまで目配せをした丁寧な掃除は難しそうです。

愛犬家のように、外から持ち込まれた砂や抜け毛が多いご家庭では、なかなかお掃除ロボットではきれいにならない、また床にうんちやおしっこの粗相があったり吐瀉物がある場合、かえって部屋中に汚物が広がってしまうといった問題点も分かってきました。

日本でお掃除ロボットが発売されてから15年以上が過ぎました。各メーカーでは、犬の抜け毛もしっかりと吸い取れる強力で、より使い勝手の良い高機能機種を続々と発売しています。今や、犬の抜け毛もお掃除ロボットできれいに掃除できる時代になったといえるでしょう。

そこで今回は、愛犬家がお掃除ロボットを活用する際のポイントや注意点をご紹介します。

レンタル等お試し期間を活用する

せっかく購入しても、愛犬との相性が悪いせいで使えない、となったらお金の無駄遣いです。基本的にはある程度時間をかければ犬もロボット掃除機に慣れ、問題無く使えるようになる場合が多いようです。

しかし中には、どうしても受け入れられない、という犬もいるようで、こればかりは実際に使ってみないと分かりませんよね。

できれば数ヶ月単位でレンタルをし、愛犬とお掃除ロボットの相性を確認してから購入を決めることをおすすめします。

部屋によって使い分ける

高機能で障害物を回避する機能が搭載されているタイプでも、愛犬の吐瀉物や粗相したおしっこなどの液体だと、回避が難しいケースも。部屋中に汚物を広げてしまったり、吸い込んだ水分でお掃除ロボットが故障してしまったりすることもあります。

特に高齢や持病のある犬がいる場合、おしっこの粗相や突然の嘔吐などが多くなりがちですよね。そのため、普段愛犬が過ごしている部屋は進入禁止エリアにする等、お掃除ロボットを使う部屋、使わない部屋を区分けすることも一案です。

お手入れが簡単な機種を選ぶ

掃除中のロボットを見つめる犬

長毛種はもちろん、短毛種でも犬の抜け毛は多く、掃除機自体のお手入れも大変なのが実情です。ブラシでゴミを掻き出すタイプの掃除機が多いですが、抜け毛が絡まりづらいゴム製のブラシを搭載している機種や、ブラシを使わずにダイレクトに吸引するタイプの機種を選ぶと良いでしょう。

メーカーによっては、ダストボックスを水洗いできるなど、お手入れについてもさまざまな工夫が凝らされている機種が出ていますので、事前によく調べてから購入しましょう。

使用する時間帯の工夫

お掃除ロボットと愛犬との相性が悪い、粗相や嘔吐が多いなどの場合でも、掃除開始前におしっこ等がないことを確認でき、かつ愛犬が外にいる時間であれば、お掃除ロボットを活用できます。

事前に室内を確認し、愛犬とのお散歩中にお掃除ロボットを使ってみる等、お掃除ロボットの使用時間の工夫をしてみてはいかがでしょうか。

すべてをお掃除ロボットに頼らない

お掃除ロボットは人手をかけずにこまめな掃除ができるため、外から持ち込まれた砂埃や抜け毛の多い愛犬家にとっては、とても力強いアイテムになります。

ただし、すべての場所をお掃除ロボットだけで完璧に綺麗にできるわけではありません。

お掃除ロボット以外の方法でも掃除ができるよう、ハンディタイプの掃除機やハンディモップなども用意し、複合的に掃除をすることで、家全体の清潔さをキープしましょう。

お掃除ロボットを選ぶ時のポイント

掃除中のロボットの上で寛ぐ犬

愛犬家の場合、砂や抜け毛などが多いため、とにかく部屋の隅々までしっかりとゴミを吸い込んでくれるパワーのある機種を選びたいものです。特に絨毯やカーペットを敷いている場合は、吸引力がより重要になります。

強力な吸引力とともに外せない条件が、抜け毛が絡まりづらい構造であること、そして進入禁止エリアを設定できることでしょう。これらは、愛犬家が選ぶお掃除ロボットの絶対条件といっても良いでしょう。

他にもあると便利な機能に、障害物回避機能、見守りカメラ、ペットモード、遠隔操作、自動ゴミ収集機能などが挙げられます。障害物回避機能は前述の通り、うんちなどの固形物には有効ですが、おしっこや吐瀉物などの液体まで回避するのはまだハードルが高いようです。

各メーカーが出している製品の機能をしっかりと調べ、ご自身のライフスタイルと優先順位を十分に考慮した上で、コストパフォーマンスが高くなる機種を選んでください。

まとめ

お掃除ロボットと大型犬

各メーカーの開発も進み、性能も機能も十分に向上したお掃除ロボットがたくさん販売されています。

しかし、愛犬の性格やご自身のライフスタイルをよく考慮し、できれば事前のレンタルによる試用などを通して十分に検討した上で、最もコストパフォーマンスが高くなる機種を選んでください。

そうすれば、毎日の掃除を楽に終わらせ、掃除にかける時間の短縮も可能になります。そしてその分の時間を、他のことに費やせるようになることでしょう。

できるだけ掃除の手間を減らして、効率よく清潔な環境を保つことで、愛犬とともに健康で快適な暮らしを実現させましょう。

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