犬を留守番させるときは普段の生活環境を再現することが重要
犬を留守番させるときは、安心して留守番してもらうためにも普段の生活環境をできる限り再現することが重要です。
普段、飼い主と一緒に過ごしている安心感のある環境を再現しておくことで、飼い主がその場にいなくても普段の安心感の中で落ち着いて過ごすことができるわんこが多くいます。
よく「留守番中はテレビや電気をつけっぱなしにしておくといい」という話がありますが、これは普段の生活環境を再現するための一例です。
愛犬の留守番中は電気やテレビをつけておくべき?
では、愛犬に留守番してもらうとき、よく話に聞く通り電気やテレビをつけっぱなしにして出かけるべきなのでしょうか。
1.普段から電気やテレビをつけている場合はつけておくと安心
普段、飼い主と過ごしているときに電気やテレビをつけて過ごしている場合は、留守番している最中も電気やテレビをつけておくと安心しやすいでしょう。
テレビの音量はうるさすぎず、なんとなく耳に入ってくる程度の音量に設定し、愛犬が休みたいときにも邪魔にならないよう配慮してあげましょう。
また、最近のテレビは自動的に電源がオフになる機能を搭載しているものも多くあります。突然パチっと電源が落ちてしまうと不安に駆られる犬も多いので、つけっぱなしにして出かける場合は自動電源オフ機能を切っておきましょう。
2.帰りが遅くなりそうならば電気をつけておく
普段、電気をつけっぱなしにしているご家庭であっても、昼間のうちに飼い主が帰ってくるようならば、電気をつけなくても部屋が暗くならないため問題ありません。
しかし帰りが遅くなりそうだったり、家の立地的に早い時間帯から愛犬の過ごす部屋が暗くなってしまうという場合は、電気をつけておいてあげると安心です。
犬は暗いところを好むと言われていますが、飼い主がいない状況で突然部屋の中が真っ暗になってしまうと、不安や恐怖を感じる犬は多くいます。飼い主の帰宅時間を考慮してあげてください。
3.苦手な音がテレビから発生するリスクも考慮して
テレビをつけっぱなしにして出かける場合は、テレビで放映されている番組の内容によって、愛犬が苦手意識を感じる音が発生するリスクも考えられます。
例えば、ニュース番組で雷雨の映像が流れてしまった場合、雷の音に不安や恐怖を覚えてパニックになってしまう犬もいるかもしれません。なるべく不安感を煽らないようテレビの音量に気をつけ、尚且つ番組表などを確認して番組内容からチャンネルを選ぶと安心です。
安心して留守番してもらうためにできるその他の対策
愛犬に安心して留守番してもらうためには、普段の生活環境を再現してあげることが重要です。テレビや電気をつけっぱなしにする方法も1つの効果的な手段ですが、その他にも以下のような対策があります。
- 室温を適切に保つ(20〜25℃)
- お気に入りのおもちゃを用意する
- 外の騒音が聞こえにくいような対策を行う
- 飼い主の匂いが染みついた古着やブランケットを渡しておく
愛犬が過ごすスペースを道路から離れた位置に用意してあげたり、隠れて自分の身を守れるようなスペース(ケージなど)を用意してあげることで、外の騒音による不安感を軽減してあげられます。
また、飼い主の匂いが染みついているブランケットや古い衣類を渡してあげると、飼い主の匂いを嗅いで安心できますよ。ぜひ要らなくなったブランケットや古着は愛犬に譲ってあげましょう。
まとめ
いかがでしたか。愛犬の留守番中は、飼い主と一緒に過ごす安心できる時間を再現することで、安心して留守番してもらうことができます。電気やテレビをつけておく方法だけでなく、最後にご紹介した対策も取り入れてみましょう。