愛犬のしつけがうまくいかないのはおかしいことではない
愛犬のしつけがうまくいかないのは決しておかしいことではありません。
なぜなら飼い主さんは素人でありプロではないからです。
プロとは一般の方ができないことを仕事として行う存在ですが、犬のしつけとなるとなぜかプロに頼らなくてもできそうと思われてしまいがち。
ですが実際はそう簡単にはいかず、だからといってプロに相談するのではなくママ友のような存在の犬友に経験談を聞いてどうにか自分で頑張ろうとしてしまい、余計にこじれていよいよ手がつけられなくなってしまう…ということもしばしばです。
つまり、これだけうまくいかないというのは素人であれば当たり前なのですから、まずは自分を責める必要はないことも同時に知っておいてほしいと思います。
失敗して悩み辛くなる前にプロに相談してみよう
とはいえ、失敗を繰り返すと飼い主さんも落ち込んでしまいますし恐らく困っているであろう行動は繰り返すほどに定着していくため、いざその行動を変えようと思ったときに時間も必要とすることが多いです。
どれくらい時間が必要ですか?と聞かれることがありますが、対応が早いほどかかる時間も短くなりますし、遅れれば遅れるほど数ヶ月・1年といった長い月日が必要になることもある、としか言えません。
もしもお金をできるだけかけたくないという理由で自分だけで頑張ろうと思っているのでしたら、むしろ早々にお金をかけたほうが費用は少なくて済みます。
なぜなら行動は繰り返されるほどに定着し、それが長引けば長引くほど変えることは難しくなるということは、それだけプロの手伝いが必要な期間が長くなることを意味するからです。
愛犬のしつけは楽しいものであってほしい
費用の面でも精神的な面でもプロへの相談は早いに越したことはありません。
自分でどうにかしようと頑張ってしまった結果愛犬が可愛いと思えなくなったというのは、飼い主さん自身にとっても辛いですし愛犬にとっても悲しいできごとです。
動物福祉と行動分析学に明るいプロはそうした落ち込んだ気持ちになるような方法は提案しませんし、むしろ愛犬のしつけという時間を非常に楽しいものにしてくれます。
しつけというとどうしても厳しさも必要だったり心を鬼にすることも大切といったイメージを持たれてしまいがちではありますが、私は愛犬のしつけというのは楽しいものであってほしいと思っています。
そして実際に取り組んでみると少しずつだけど確かに変化を感じるようになり、飼い主さんも愛犬も楽しそうにする姿が増えてくる様子は素晴らしいものです。
愛犬のしつけがうまくいかないことで悩んでいるということは、もう十分プロに相談するタイミングにきているということなので、一度相談をして気持ちの整理だけでもしてみてください。
まとめ
愛犬のしつけがうまくいかないと悩んでいる飼い主さんはたくさんいらっしゃいますし、それは至って当たり前の現象なのでそう落ち込む必要はありません。
そのためにプロがいるのですから落ち込んで苦しくなる前に、またすでにそうなってしまっているのであればなおのことプロに相談してみましょう。
飼い主さんとその愛犬の笑顔を守りたい、助けたい、と思って日々取り組んでいますので、どうかこれから先の愛犬との人生が豊かになるよう頼ってください。