犬にタブーな『冬の食べ物』5選 絶対に与えてはいけない理由や危険な症状とは

犬にタブーな『冬の食べ物』5選 絶対に与えてはいけない理由や危険な症状とは

冬は美味しい食べ物がいっぱい!ついつい食べ過ぎてしまうという人も多いでしょう。しかし、そんな美味しい冬の食べ物の中には、犬にとって危険な食材も含まれているので注意が必要です。今回は犬にタブーな『冬の食べ物』を紹介します。

お気に入り登録
SupervisorImage

記事の監修

めのうアニマルクリニック院長。猫が大好きなあまり、犬と猫を分けた動物病院を開院。「犬にも猫にも優しい動物病院」をコンセプトにしています。腫瘍学を得意分野としていますが、しつけに対しても力を入れており、パピークラスを開校して子犬のトレーニングを行っています。

冬は美味しい食べ物がいっぱい!犬にとっては危険も…

クリスマスディナー

冬になると体を温めてくれる料理や、イベントごとに豪華な食事が並びます。美味しい食べ物も多い冬になると、つい食べ過ぎてしまうという人も多いでしょう。

しかし、そんな美味しい食べ物の中には、犬が食べてしまうと窒息や中毒症状を引き起こす危険性の高い食べ物も含まれます。

家族で食事を楽しむ際は、愛犬が危険な食べ物を口にしないよう十分注意しましょう。もしも食べてしまった場合は、中毒症状や窒息などの危険な症状が現れないかなど、1〜2日ほど様子を見て必要に応じて病院に連れて行ってください。

理由や危険な症状も解説!犬にタブーな『冬の食べ物』5選

おせち

では、どのような食べ物が犬にとって危険なのでしょうか。犬にタブーな『冬の食べ物』を理由や危険な症状と共に解説するので、冬場は気をつけてください。

1.ネギ類

冬は温かいお鍋が美味しい時期です。お鍋の具材としてよく使われ、尚且つ冬が旬の食材といえば長ネギですよね。他にもネギ類は多くありますが、犬にとってネギ類は全般的に危険です。

犬がネギを摂取してしまうと、嘔吐や下痢などの中毒症状を引き起こします。また、赤血球が破壊されてしまうため、めまいやふらつきなどの貧血症状が現れ、最悪の場合には死に至る危険性もあります。

2.エビ

えび

年末年始になると、豪華な海老がメイン料理の1つとして出されることも多いでしょう。おせちのメニューとしても入っていることが多いですよね。

そんなエビは、生のまま食べてしまうとチアミナーゼが含まれているため、ビタミンB1を破壊してしまいます。ビタミンB1欠乏症により、食欲低下や痙攣などの症状を引き起こす恐れがあるので、非常に危険です。

また、エビは犬にとって消化が悪い食べ物にも該当しますし、犬によってはアレルギー症状を引き起こすこともあります。エビは与えないように気をつけましょう。

3.カニ

カニは豪勢な料理としてお正月料理の定番です。しかし、カニもエビと同様にチアミナーゼを含むため、ビタミンB1欠乏症を引き起こす恐れがあります。

加熱することでチアミナーゼは破壊されますが、カニは消化が悪い上にアレルギー反応を引き起こす恐れもあります。なるべく与えない方が安全です。

4.スルメ

スルメ

年末年始によく登場する食べ物に「スルメ」があります。とても美味しい食べ物ですが犬にとっては消化吸収が悪く、下痢や嘔吐、最悪の場合には腸閉塞を引き起こし死に至る危険性もあります。

また噛みきれないため、胃腸に到達する前に気管に詰まってしまう恐れもあるので、スルメは与えないように注意してください。

5.おもち

日本のお正月といえば、お餅が定番食材に上がりますよね。しかし、おもちは毎年幅広い年齢層で窒息を引き起こすほど、飲み込みづらく消化吸収の悪い食べ物です。

よく噛んで食べるという習慣を持たない犬たちにとっては、小さなサイズであっても窒息する危険性があり、大変危険な食材です。

毒性はありませんが、窒息や消化吸収の悪さなどが危ぶまれるので与えない方が安全でしょう。

まとめ

キッチンの犬

いかがでしたか。冬は美味しい食べ物がたくさんありますが、犬にとっては中毒症状や消化不良、窒息などの危険性を持つものも多いです。2月になるとバレンタインデーがやってきてチョコレートもたくさん販売されるので、こちらも誤飲しないよう十分に注意しましょう。

はてな
Pocket
この記事を読んだあなたにおすすめ
合わせて読みたい

あなたが知っている情報をぜひ教えてください!

※他の飼い主さんの参考になるよう、この記事のテーマに沿った書き込みをお願いいたします。

年齢を選択
性別を選択
写真を付ける
書き込みに関する注意点
この書き込み機能は「他の犬の飼い主さんの為にもなる情報や体験談等をみんなで共有し、犬と人の生活をより豊かにしていく」ために作られた機能です。従って、下記の内容にあたる悪質と捉えられる文章を投稿した際は、投稿の削除や該当する箇所の削除、又はブロック処理をさせていただきます。予めご了承の上、節度ある書き込みをお願い致します。

・過度と捉えられる批判的な書き込み
・誹謗中傷にあたる過度な書き込み
・ライター個人を誹謗中傷するような書き込み
・荒らし行為
・宣伝行為
・その他悪質と捉えられる全ての行為

※android版アプリは画像の投稿に対応しておりません。