犬が『あなたと居ると落ち着きます』と言っている仕草や行動3選
犬は言葉で気持ちを伝えてくることは出来ませんが、多くの感情を持つ生き物です。様々な仕草や行動から、その時の愛犬の気持ちを読み取ることができるのです。
信頼している飼い主さんと一緒に過ごしている時には、穏やかで落ち着いた気持ちを表していることが多いでしょう。
1.寄り添ってくる
犬は大好きな飼い主さんのそばにいるだけでも安心感を得て落ち着けるもの。そっと寄り添ってきて、体の一部をくっつけたリラックスタイムを好む犬は多いでしょう。飼い主さんへの信頼感が高ければ、くっついたまま安心して寝てしまうこともあるはずです。
犬は本来群れで行動する生き物なので、仲間達とピッタリと寄り添っている状態が落ち着きます。飼い主さん家族は犬にとって群れの仲間や母犬のような存在。寄り添うことを好んでくれるのはリラックスしていると共に信頼関係もしっかりと築けている証になります。
2.膝の上に乗る
甘えん坊な性格の犬はいつでも飼い主さんとくっついていたいと感じているはず。特に小型犬であれば犬自身から「抱っこして」と膝の上に乗ってくることもあるでしょう。
抱っこは飼い主さんの体温を感じやすく、愛情も伝わりやすいコミュニケーションなので安心感を得やすいようです。
小型犬でなくても飼い主さんの抱っこを大人しく受け入れて抱っこされている犬は、抱っこされている状態が落ち着いた気持ちになれるから。抱っこは求められるがままに要求に応えていると、ワガママが増してしまうこともあるので注意しましょう。
3.グッスリ寝ている
犬の平均睡眠時間は12~14時間ほど。人間と比較すると長時間の睡眠が必要な犬ですが、熟睡している時間はほとんどなく浅い眠りの状態が大半です。
寝ている犬がほんのわずかな物音に気づいて起きてしまうのは、浅い眠りの時間が長く聴力が発達しているから。
そんなわずかな刺激で目を覚ましてしまうことが当たり前の犬がグッスリと寝ているようであれば、安心しきって落ち着いた状態で寝ることが出来ていると言えるでしょう。
飼い主さんの体の一部にアゴを乗せて寝ている時は、そばにいることで気持ちも落ち着き、甘えたい気持ちも満たされてリラックスしているはず。
寝ている姿で究極にりラックス出来ていると言われるのが「ヘソ天」。仰向けになってお腹をさらけ出して寝ているようであれば、飼い主さんとの信頼関係が良好な上に生活している環境にもリラックス出来ているはずです。
犬が落ち着く環境とは?
犬も人間と同じく、疲労やストレスなどで体調を崩してしまうもの。ゆっくりと疲れを癒す時間や環境が必要ですし、ストレスを溜め込まない生活も大切です。
飼い主さんとの関係性は良好であったとしても、気持ちが落ち着かない生活環境にストレスを感じてしまってはよくありません。愛犬が快適に落ち着いて過ごせる環境も意識してみましょう。
1.狭くて暗い場所好む
犬は本能的に狭くて暗い場所を好みます。もともと野生動物であった犬は、体がちょうど収まるくらいの穴を掘り寝床を作っていました。自身の体がすっぽりと収まる程度の空間で、薄暗い環境が落ち着くのです。
ハウスとなるケージやクレートは、広すぎると不安になって落ち着くことができません。体の向きをスムーズに変えることができ、横になった時に楽に四肢が伸ばせる程度のサイズを選んであげましょう。
2.ハウスを設置する場所
犬には野生動物の習性が残っているため、群れで過ごしたがる生き物です。ハウスを設置する場所は、飼い主さん家族の存在をいつでも感じることができるリビングがおすすめ。
リビングの中で出来るだけ静かで、直射日光が当たらず風通しが良い場所を選んであげましょう。寒さや暑さに弱い犬種も多いため、温度管理しやすい場所であることも重要です。
3.温度や湿度も適切に
犬にとって温度や湿度もストレスや病気の原因になりかねません。個体差はあるものの室温は20℃前後、湿度は40~60%がベストと言われています。
寒さや暑さは共に皮膚のトラブルに発展する可能性が高く、寒さに関しては呼吸器系や循環器の病気の悪化に繋がる危険性もあります。
また、暑さは熱中症の危険性が非常に高くなってしまいます。どの季節も愛犬が心地良く過ごせる室温と湿度に調節してあげましょう。
まとめ
愛犬が落ち着いている仕草や行動を見せてくれるのは、飼い主さんとの信頼関係が成り立っているからこそです。
元気でワンパクな行動も多々あると思いますが、落ち着いている時はリラックスして気持ちも休めることが出来ているはず。そんな時は飼い主さんも一緒にのんびり過ごすのも良いかもしれませんね。