犬と「快適に暮らせる街」の特徴や共通点とは
犬と快適に暮らせる環境として考えるとき、思い浮かぶのは豊かな自然やペットに理解のあるお店などの存在です。毎日のお散歩で自然の中で自由に歩けたら素敵ですよね。安全性も大切ですし、近隣に住む方々の理解もあると安心です。
では実際に住んだ場合、犬と「快適に暮らせる街」には一体どのような特徴や共通点があるでしょうか。
1.安全な散歩コースが確保できる
犬には毎日運動が必要です。犬にとって快適に暮らせる街に、安全な散歩コースは必須と言えるでしょう。
交通量が多くない、比較的静かで広い道路があること、徒歩圏内に犬を連れていける公園や広場があること、夜間に暗い道路が多くないことなど、飼い主と犬が安全に歩ける場所があることをチェックしてみてください。
家を出てすぐに交通量が多い道路がある、道路が狭い、公園はあるけれど犬は入れない、という環境では、犬はリラックスして散歩をすることが難しくなります。また、交通量が多い道路ばかりでは交通事故も心配ですし、騒音で犬が常に緊張状態になってしまう可能性もあります。
近年では、騒音や衛生面の問題から、公園や広場に犬を連れて入ってはいけないと言われることもあるようです。日ごろから外で興奮させすぎないように練習したり、排泄物の処理をきちんとしたりといったマナーを守りましょう。
犬や犬を飼っている人同士で注意して生活していくことが、犬にとっての快適な環境を守ることにつながります。
2.徒歩圏内に動物病院がある
体調不良の犬を遠くの動物病院へ運ぶことはなかなか難しいですし、犬にとってもつらいことでしょう。徒歩圏内や自転車でちょっと行ったぐらいの場所に動物病院があると、犬の体調に何かあった際に安心です。
徒歩圏内の近いところにかかりつけ医があれば安心ですが、できれば複数の動物病院に行きやすいところを選ぶとよいでしょう。休診日のタイミングや先生との相性などで選択の幅が広がります。また夜間や救急に対応してくれる病院を紹介してもらうことも忘れずに。
3.犬と一緒に行ける場所がある
日々の散歩だけでなくペット可のカフェやレストランなど、ちょっと一緒に入れるお店があることも犬と快適に暮らすためには必要でしょう。ちょっとした寄り道ができたり、飼い主自身のリフレッシュになるところがあるとうれしいですよね。
犬を一緒に連れていける場所があると、犬を飼っている人が自然と集まってきます。普段は飼い主と二人で散歩するだけの犬たちもそこで交流をすることで散歩とは違う体験をさせることもできますし、そこで出会った飼い主同士の輪が広がることもあります。
ここで注意しなければいけないのが、お店の「ペットに関する考え方」です。
とりあえず犬を連れて集まれるお店、という考えでは衛生面やマナーなど近隣とトラブルになることもあり得ます。考え方のしっかりしているお店の場合は集まる飼い主さんのマナーが良くなる傾向があり、近隣住民のペットに関する理解も向上するのでより安心ですね。
まとめ
今回は、「犬と快適に暮らせる街」の特徴や共通点について解説しました。
安全な散歩ができて時々運動もさせてあげられること、動物病院が近くにあることは、犬と暮らしていく上で実はとても重要です。また、犬を飼っている人同士のマナーが良いことは、近隣住民との無用なトラブルを避けることにつながり、結果的に犬が快適に暮らせることに繋がります。
将来的に引越しなどがある場合には、事前に引っ越し候補地の周辺をチェックし、可能であれば実際に行ってみてみると良いでしょう。