犬の早食い防止で「マテ」が逆効果になってしまうやり方とは?適切な方法について紹介

犬の早食い防止で「マテ」が逆効果になってしまうやり方とは?適切な方法について紹介

犬のしつけというと多くの人はおすわりやマテといったことをさせようとします。そして特になんの目的があるのかよくわからない『おあずけのマテ』を必死に教えて犬にやらせる飼い主さんが非常に多いです。そして「早食いをして困る」と言われるのですが、それは犬が早食いをするのではなく犬に早食いをさせている行為なのだと気づいてもらえるとありがたいです。

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犬の早食いで困っている飼い主さんはマテをさせるのをやめよう

ご飯を待つトイプードル

犬の早食いで困っている飼い主さんは、まずおあずけのマテをさせるのを今すぐやめてあげてください。

おあずけのマテとは目の前に食べ物を用意してマテをさせ、「よし!」の合図が出たら食べてもいいというものです。

これは目の前に食べ物があり食べたいにも関わらず食べることができないというフラストレーションが起こりますし、そんな状態では急いで食べてしまうのも当然です。

おあずけのマテは待つ心は育てずむしろ焦る心を育てる

早食い防止食器とフード

よくマテを覚えさせることで自制心を育てるといったようなことを言いますが、それはあくまでも「待っていればいいことがやってくる」という教え方をした場合です。

ここでいう待つというのは姿形がその姿勢になっていればいいというのではありません。

つまり、心身共に犬が落ち着いていて犬がその場に待機することを自主的に選択するようにしていく必要があるのです。

しかし、巷でよく見かけるマテはただおあずけをしているだけなので、自制心や落ち着いた心どころか焦燥感に苛まれる取り組みになります。

そんなマテの仕方をさせていると愛犬が早食いをしてしまうのは必然であり、いくら早食い防止アイテムのようなものを使ったところで大した効果も見込めないでしょう。

犬の気持ちを理解するには逆の立場になることも大切

食べるのを待つ犬

犬に何かを伝えたいと思ったときに、その伝えたいと思っている行動には何の意味があるのか?何を目的にしているのか?をまずは考えてみましょう。

そしてさらにその方法は犬にとってどんな気持ちにさせるのか?それを考えることが非常に重要です。

そのためには自分が犬の立場にたって「自分がこれをされたらどう感じるだろう?」と考えるのです。そうすればその方法が本当に適切なのかどうかが見えてきます。

そしてその方法はいずれも犬にわかりやすく親切でポジティブな方法でなければなりません。

決して犬を罰したり傷つける方法にならないようにしましょう。

まとめ

おやつを与える手と食べる犬

愛犬の早食いを防止したいならいろんな早食い防止アイテムを使う前に、まずはおあずけのマテをさせるのをやめましょう。

マテが自制心を育てるというのは、犬が焦ることなくそこで待機しているとその場でよい結果が得られるというような取り組みをしている場合のお話です。

食べ物を目の前に置いて「これが食べたければよし!というまで動いてはいけません」という方法では、早く食べたい!早く!まだ?!という焦る気持ちばかりを育ててしまうため、当然早食いという結果に繋がります。

姿形がそれになっていればいいというものではありませんから、どうすればいいのかよくわからないという方はぜひ一度プロに相談してみましょう。

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