犬を一目惚れで飼うのはあり?なし? 外見で即決すべきではない理由に「犬種について調べてほしい」

犬を一目惚れで飼うのはあり?なし? 外見で即決すべきではない理由に「犬種について調べてほしい」

『犬を飼うとき外見で即決すべきではない理由』についてまとめました。一目惚れで飼うのはアリでもナシでもありません。犬を飼うことは、即決でもじっくりでも相当な覚悟が必要だからです。

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犬を飼うとき外見で即決すべきではない理由

ケージに複数のボステリの子犬

私は犬を一目惚れで飼ったことがあります。これまで4匹の犬(雑種・柴犬・ポメラニアン・雑種)と暮らしてきましたが、3匹は一目惚れの即決、1匹は元保護犬です。

犬を迎えようと決めてから実際に足を運ぶまでにはじっくりと時間をかけましたが、「この子だ!」と感じるのは、ほんの一瞬のことでした。

そんな私が言うことには説得力に欠けるかもしれませんが、犬を飼うとき外見で即決すべきではない理由があります。

犬を迎えるためには事前の準備や心構え、覚悟が必要です。そのひとつとして、犬を一目惚れの即決で飼ったことがある私が思う、犬を飼うとき外見で即決すべきではない理由について、あなたもぜひ考えてみてほしいです。

成長と共に毛色が変わることがある

犬を飼うとき外見で即決すべきではない理由は、成長と共に毛色が変わることがあるからです。

犬の毛色は成長と共に変化し、色が濃くなる場合もあれば、薄くなる場合もあります。子犬の頃は真っ白だった毛色が、成犬になる頃にはクリームやブラウンに変わることもあります。

我が家のポメラニアンは、血統書にはオレンジセーブルと記載されていますが、子犬の頃は濃いオレンジの毛色でした。現在はほぼクリーム色です。

ペットショップで働いたことのある友人は、お客様から「買ったときと毛色が変ったから返品したい」と言われたことがあるそうです。もちろん、そのようなことは許されません。

犬を飼うときに、その外見で即決すべきではないのです。

子犬はあっという間に成長する

犬を飼うとき外見で即決すべきではない理由は、子犬はあっという間に成長するからです。

一目惚れしたときの姿は、生後2カ月~生後3カ月の小さな子犬だったかもしれません。しかし、迎えてからわずか1カ月の間にも、犬の体はうんと大きくなります。

加えて、犬の顔つきも変わってきます。1歳になる頃には、子犬の頃の面影が一切なくなることもあります。生きている以上成長は続きますので、その結果、一目惚れしたときの姿のままではいられないのです。

犬は生き物

白いものを破壊した犬

犬を飼うとき外見で即決すべきではない理由は、犬は生き物だからです。

迎えてから3日くらいはおとなしいです。「ぬいぐるみか?」というくらい静かです。寝てばかりいます。慣れない環境に置かれ、見知らぬ人に囲まれ、不安と緊張と恐怖でいっぱいだからです。

3日も経てば慣れます。子犬は適応能力に優れています。やんちゃ盛り、イタズラし放題です。物を噛んで壊します。家中を荒らします。部屋中がおしっことうんちまみれになることもあります。

一目惚れして連れて帰った日は、そんなはずじゃなかったですよね。(これでは手に負えない…返そう…)という気持ちになる人は一定数いらっしゃるようです。

意外とお金がかかる

犬を飼うとき外見で即決すべきではない理由は、意外とお金がかかるからです。

犬を飼ったら、お住まいの市区町村の役所へ行き、飼い犬の登録をします。登録料は3000円です。

子犬は1歳になるまでの間に3回の混合ワクチンを接種します。種類によって異なりますが、費用は1回10000円ほどです。さらに、生後91日以降、30日以内に狂犬病の予防注射を受ける必要があり、飼い主の義務です。自治体や動物病院によって異なりますが、費用は3000円前後です。

まずこの3つだけでも40,000円ほどの費用がかかります。飼ってすぐのことです。

他にもドッグフード・食器・首輪・ハーネス・リード・ケージ・クレート・ベッドなど、買い揃えなければならないものは山ほどあります。初期費用だけでも10万円くらい必要でしょう。犬の飼育にかかる年間費用は、小型犬で最大50万円、中型犬で最大70万円とも言われています。

犬を家族に迎えるときは、ご自身の経済力とも相談する必要があるのです。

小型犬は小さいとは限らない

稀なケースでもあり、よくあるケースでもあることとしてご紹介するのですが、実は、「豆柴」と呼ばれる犬は犬種として認められていません。豆柴の父犬と豆柴の母犬から生まれた子犬が成長し、大きな柴犬になることもあるからです。

大きな柴犬の父と母から生まれた子犬が成長し、豆柴と呼ばれるサイズであることもあります。

我が家のポメラニアンは体重3㎏ほどですが、お友達のポメラニアンは15㎏あります。超小型犬のポメラニアンですが、小さい子もいれば、うんと大きい子もいます。

犬種によっては、このようなことが起きる可能性がある、ということを知ってほしいです。一目惚れした犬がいたときは、まずはその犬種についてじっくり知識を得ることから始めてみてください。

まとめ

柴犬の子犬、ぴんくの背景

犬を飼うとき外見で即決すべきではない理由を5つ解説しました。

  • 成長と共に毛色が変わることがある
  • 子犬はあっという間に成長する
  • 犬は生き物
  • 意外とお金がかかる
  • 小型犬は小さいとは限らない

毛色が変化することは全ての犬にあると言っても過言ではありませんし、子犬から成犬へと体は大きくなります。一目惚れで即決したときの姿とは大きく変わるでしょう。

犬は生き物です。人間の子供を育てることと同じくらいお金がかかります。医療費は実費ですから、かるい診察・検査・治療にも数万円かかることがあります。

ぬいぐるみやアクセサリーではなく、感情を持った生き物です。もしも犬に一目惚れしてしまったときは、身近な人に相談してみてください。ひとりで即決しないことをおすすめします。

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