愛犬に異変を感じた際に必ず確認すべきチェック項目
愛犬の様子に異変を感じたとき、不安でたまらなくなりますよね。
普段はマイペースな飼い主も、愛犬の様子の異変にはオロオロしてしまい、焦り、冷静ではいられなくなってしまうことがあります。「こんなときはこんな風に対応しよう!」と事前に準備していたことも忘れてしまったり、何も手に付かなくなってしまったりすることだってあると思います。
まずは落ち着きましょう。ゆっくり深呼吸をしましょう。コップ一杯の常温のお水を飲みましょう。飼い主が冷静にならなければ、愛犬の様子の異変に適切な対応をすることはできません。
愛犬の様子に異変が起きたときのチェック項目を挙げます。動物病院で問診や診察を受ける際に必ず役に立ちます。チェックした内容を紙に書いたり、スマートフォンのメモ機能に箇条書きにしておくのもおすすめです。
1.どれくらいごはんを食べることができたか
愛犬の様子に異変を感じたときにチェックすべき項目は、どれくらいごはんを食べることができたかです。
動物である犬にとって、食べることは生きることそのものです。
- 少しだけ残した
- 半分だけ食べることができた
- ほんの一口しか食べていない
- ごはんを食べることができない
普段、ごはんを食べ残すことがない愛犬にとっては、どれも異常が起きているサインである、と考えることができます。
犬にも食欲のない日があります。前日にトリミングに行った犬であれば疲れが翌日にも残り、食欲が低下してしまうことがあるでしょう。また、寒暖差の激しい季節であれば消化不良を起こしやすく、胃や腸の疲れやダメージによって、食欲が低下しているのかもしれません。
普段よりも時間をかけて食べ終える可能性もあります。自宅でしばらく様子を見てもよいと思います。
2.排泄物に異常は起きていないか
愛犬の様子に異変を感じたときにチェックすべき項目は、排泄物に異常は起きていないかです。
- おしっこの量が多い、少ない
- おしっこの色が濃い、薄い
- おしっこのニオイがきつい
- うんちの量が多い、少ない
- うんちが硬い、ゆるい、下痢をしている
- うんちのニオイがきつい
これくらいの程度の異常であれば、飼い主にもすぐに分かるのではないでしょうか。排泄物は健康のバロメーターという言葉もありますよね。
一時的な異常が見られる場合もありますし、1日中以上が続く場合もあります。
おしっこをするときに痛がったり、排便できなかったり、切れ痔になったり、下痢が続いたりすると、犬は非常につらいで状態でしょう。肉体的にも精神的にも苦しむと思います。
すぐに動物病院へ行くべきです。このとき、排泄物にどのような異常があるのか、いつから異常が見られるのか、排泄の回数などをチェックし、獣医師に伝えるとよいでしょう。
3.安静時の呼吸数
愛犬の様子に異変を感じたときにチェックすべき項目は、安静時の呼吸数です。
犬がリラックスしている状態で、1分間の呼吸数を測定します。「吸って・吐いて」を1セット1回として数えてください。
小型犬の場合、1分間に20回以下であれば正常な呼吸数です。30回以上で多め、40回以上で呼吸数が異常に多いと判断することができます。
大型犬の場合、1分間に15回以下であれば正常な呼吸数です。30回以上で多め、40回以上で呼吸数が異常に多いと判断することができます。
呼吸数によって分かることは、主に心臓や肺の状態です。心不全や肺炎などの症状がある場合、安静時の呼吸数が多くなる傾向にあります。
愛犬の様子に異変を感じたとき、さらに安静時の呼吸数にも異常が見られるときは、心臓のレントゲン検査など、早めの健康診断を受けるようにしましょう。
まとめ
愛犬の様子に異変を感じた際に必ず確認すべきチェック項目を3つ解説しました。
- どれくらいごはんを食べることができたか
- 排泄物に異常は起きていないか
- 安静時の呼吸数
大きな様子の異変が突然に起こることもあります。何となくおかしいかな…と感じるような、小さな様子の異変が見られることもあります。
愛犬の普段の様子と比べてみることも必要かもしれません。
食事量・排泄物・呼吸数は、毎日のチェック項目とすることで、愛犬の健康状態を把握しやすくなると思います。