犬が『冷え性』になっているサイン4つ 見逃してはいけない症状と飼い主にできる対策

犬が『冷え性』になっているサイン4つ 見逃してはいけない症状と飼い主にできる対策

エアコンを使う夏場や寒さが厳しくなる冬場は、冷え性にとって辛い時期ですよね。しかし、それは人間だけに限った話ではありません。今回は、犬が『冷え性』になっているサインや対策法についてご紹介します。

お気に入り登録
SupervisorImage

記事の監修

めのうアニマルクリニック院長。猫が大好きなあまり、犬と猫を分けた動物病院を開院。「犬にも猫にも優しい動物病院」をコンセプトにしています。腫瘍学を得意分野としていますが、しつけに対しても力を入れており、パピークラスを開校して子犬のトレーニングを行っています。

犬も『冷え性』になるの?

毛布に包まる柴犬

エアコンの冷房機能を使う夏場や寒さが厳しくなる冬場は、冷え性の人にとって辛い時期ですよね。しかし実は人間だけでなく、犬も『冷え性』になることがあります。

犬が冷え性になると人間の冷え性と同様に、末端(足先)が冷えて血流が悪くなり、全身の体温が著しく低下してしまいます。

また、体が冷えてしまうために免疫力の低下や怠さ、疲労感、食欲・元気消失などの症状を招くこともあるので注意が必要です。

見逃さないで!犬が『冷え性』になっているサイン4つ

毛布に包まれるイタリアングレイハウンド

犬が冷え性になっていると、以下のようなサインが現れます。2つ以上の症状が当てはまる場合は、愛犬が冷え性になっていると判断し適切な対策を講じましょう。これらの症状は、冷え性以外にも重大な疾患である場合があります。対策をしても改善しない場合は、すぐ動物病院にかかりましょう。

1.下痢や腹痛などの消化器症状

犬が冷え性になると、胃腸に異変が生じる例が多く見られます。胃腸が冷えることで働きが悪くなるため、下痢や嘔吐、腹痛などの消化器症状を招いてしまうのです。

寒い時期やエアコンの冷房機能を活用する時期に、下痢や腹痛などのような症状が見られた場合は、室温を調節したり防寒グッズを用意したりしましょう。

2.体をぶるぶると震わせて体を丸め込む

犬が冷え性になると人間と同じように、体が自然とぶるぶると小刻みに震えてしまいます。これは体が体温を上げようと起こす現象の1つです。

また、体の熱を逃さないようにしようと、犬は本能的に体を丸め込む姿を見せることが増えます。この2つの様子が頻繁に見られる場合は、愛犬が冷え性であると判断しましょう。

3.足先を触ると冷たいと感じる

犬の足先

犬が冷え性になっているかどうか判断する際、足先(肉球)に触れてみてください。冷え性の場合、足先がひんやりと冷えていることが多いです。

実際に冷え性の方は共感できると思いますが、冷え性の場合は足先から徐々に全身へと冷えが広がっていきます。愛犬が過ごすスペースにマットを敷くなど、部屋の環境を整えてあげましょう。

4.歯茎が白っぽく変色している

犬の冷え性は歯茎や唇の色にも変化が見られます。唇や歯茎が白っぽく変色している場合は、冷え性のサインです。

歯茎が変色するほど体が冷えていると、免疫力が低下するなどの症状を招いていることも考えられます。室温を上げたり防寒グッズを準備したりして、愛犬が過ごしやすい室内環境を整えてあげてください。

『冷え性』な愛犬に飼い主ができる対策は?

ブランケットから鼻を出す犬たち

もしも愛犬が紹介したような『冷え性』のサインを出していたら、早めに飼い主が対策を講じてあげる必要があります。

  • 室温を20〜25℃に保つ
  • フローリングにマットやカーペットを敷く
  • ブランケットなどを用意して防寒対策を行う
  • 与えるドッグフードを少し温める
  • 水は常温、または白湯を与える

冷え性を放置してしまうと活動量が減り、免疫力低下や筋力低下、元気消失、食欲減少など、さまざまな症状が立て続けに現れ、重篤な習慣病に繋がりかねません。以上の防寒対策を行い、愛犬を寒さから守ってあげてください。

まとめ

丸くなって見つめる犬

いかがでしたか。犬も人間と同様、寒さを感じると『冷え性』になってしまう恐れがあります。これから厳しい寒さに見舞われる冬に突入するので、改めて愛犬の健康を守るために室内環境を見直してみましょう。

はてな
Pocket
この記事を読んだあなたにおすすめ
合わせて読みたい

あなたが知っている情報をぜひ教えてください!

※他の飼い主さんの参考になるよう、この記事のテーマに沿った書き込みをお願いいたします。

年齢を選択
性別を選択
写真を付ける
書き込みに関する注意点
この書き込み機能は「他の犬の飼い主さんの為にもなる情報や体験談等をみんなで共有し、犬と人の生活をより豊かにしていく」ために作られた機能です。従って、下記の内容にあたる悪質と捉えられる文章を投稿した際は、投稿の削除や該当する箇所の削除、又はブロック処理をさせていただきます。予めご了承の上、節度ある書き込みをお願い致します。

・過度と捉えられる批判的な書き込み
・誹謗中傷にあたる過度な書き込み
・ライター個人を誹謗中傷するような書き込み
・荒らし行為
・宣伝行為
・その他悪質と捉えられる全ての行為

※android版アプリは画像の投稿に対応しておりません。