愛犬が怖がる近所の工事やお祭りでの「騒音」にできる対策
近所で行われている工事やお祭りの騒音は、犬にとっては恐怖です。工事やお祭りの騒音だと分かっている私たちですら恐怖を感じるほどの騒音のときもありますよね。
近所のお祭りの騒音であれば、続いても数日、当日のみである場合もあるでしょう。しかし、工事の騒音の場合は、数週間~数カ月ほど続く場合もあるかもしれません。
そのように長期にわたる騒音が原因で犬がストレスを感じてしまった場合、体調を悪くしてしまうことがあります。自宅から脱走して迷子になったり、交通事故に遭ったりすることだってあるかもしれません。
とはいえ、近所のお祭りは事前に予定を確認することができる場合がほとんどで、対策しやすいのではないでしょうか。
工事の場合では、急に騒音が始まる場合もありますし、愛犬のお留守番中である場合もあるかもしれません。
日頃から掃除機やドライヤーなどの騒音を怖がる犬には、近所の工事やお祭りなど、留守番中に騒音が発生した場合での騒音への対策も事前に考えておくべきでしょう。
1.逃げる場所・隠れる場所を用意する
愛犬が怖がる近所の工事やお祭りでの騒音にできる対策は、逃げる場所・隠れる場所を用意することです。
犬が騒音に恐怖を感じたとき、身を隠す場所があることで、ストレスを軽減することができると思います。
愛犬が望んで逃げたがる場所、隠れたがる場所が自宅のどこかにあるのではないでしょうか。それは玄関のシューズボックスの下かもしれません。飼い主のベッドの下かもしれません。
工事やお祭りの騒音が予想されるときは、その場所を愛犬が身を隠す場所として自由に出入りできるようにしておいてあげるとよいと思います。
または、クレートやケージを用意し、専用カバーや毛布で覆うなどし、身を隠す巣穴のような場所として用意してあげるのもよいと思います。
2.カーテンとシャッター(雨戸)を閉めておく
愛犬が怖がる近所の工事やお祭りでの騒音にできる対策は、カーテンとシャッター(雨戸)を閉めておくことです。
カーテンを買い替えることが可能であれば、「遮音カーテン」をおすすめします。
遮音カーテンには、外からの音を遮る性能があります。また、室内で愛犬が吠えたとき、その鳴き声を外に漏らしにくい性能もあります。
3.騒音に悪い印象を持たせないようにする
愛犬が怖がる近所の工事やお祭りでの騒音にできる対策は、騒音に悪い印象を持たせないようにすることです。
飼い主の声かけと態度が重要になります。
- 怖いね
- 早く静かにならないかな
- 大丈夫だよ
- 怖くないからね
このような声かけは、犬の恐怖心を煽ってしまうことがあります。また、その騒音を“悪い音だ”と示しているようにもとらえられてしまうことがあります。
態度としては、「怖くないよ~」と言いながらずっと抱っこして過ごすなどです。騒音に対して、飼い主がイライラした態度を見せるのも悪い印象を与えてしまうことがあります。
騒音に悪い印象を持たせないようにするためには、普段通りに過ごすということです。騒音に対して、リアクションしないようにすることです。いつもと変わらない態度で接することです。
まとめ
愛犬が怖がる近所の工事やお祭りでの騒音にできる対策を3つ解説しました。
- 逃げる場所隠れる場所を用意する
- カーテンとシャッターを閉めておく
- 騒音に悪い印象を持たせないようにする
近所の工事やお祭りでの騒音を愛犬が怖がっているとき、飼い主も不安や緊張を感じるのではないでしょうか。苛立ちを感じてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
その不安・緊張・苛立ちは、愛犬にも伝わってしまうことがあります。平常心でいることは難しい場合もあるかと思いますが、なるべくいつもと変わらない飼い主の姿を見せてあげてください。
騒音が長く続く、愛犬が体調を悪くしてしまったときは、すぐに動物病院へ連れて行きましょう。緊張や興奮からチアノーゼを起こしてしまう犬もいますので、健康状態も意識して見てあげましょう。