犬の留守番前にすべき「事前チェック」項目
犬も室内飼いが一般的になった今、犬に留守番してもらうご家庭は少なくないと思います。しかも、お仕事等で出勤している間に、等の長時間となれば、愛犬が留守中に安全かつ快適に過ごせるように、それなりの「事前チェック」が必要です。
そこで今回は、犬の留守番前にすべき「事前チェック」項目について解説します。今後長時間の留守番をさせようと思っている方はぜひ参考にしてくださいね。
1.飲み水
犬の留守番前には、新鮮な飲み水が十分に用意されているかをチェックしましょう。
床に近い場所に置かれている犬の飲み水には、ホコリ・抜け毛・ゴミが混入しやすいです。留守番前に、新鮮な飲み水に入れ替えておきましょう。
朝のお散歩や食事の後、たっぷりの水を飲むことがあります。空っぽになっていないでしょうか。留守番中の飲み水は、余分なほど多めに入っていた方が安心です。
2.トイレ
犬の留守番前には、トイレが汚れていないかをチェックしましょう。
朝のお散歩に行くなど、留守番前に排泄を済ませると思いますが、留守番中にも1回~2回程度の排泄をするでしょう。新しいトイレシートに取り換えておきましょう。
トイレが汚れていると、排泄を我慢してしまう犬もいます。トイレ以外の場所で粗相をしてしまう原因になることがあります。
我慢しすぎると、膀胱炎や便秘の原因になることもありますので、注意しましょう。
3.家電製品のコード
犬の留守番前には、不要な家電製品のコードの抜き忘れがないかをチェックしましょう。
「ヘアドライヤー」「ヘアアイロン」「スマートフォンの充電器」「扇風機」「こたつ」「ホットカーペット」などは犬の居場所の近いエリアにありがちなので特に注意が必要です。
このような家電製品のコードは、必ずコンセントから抜いて外出するようにしましょう。犬がコードを噛んでしまうと、感電による火傷を負うことがありますし、最悪感電死のリスクもあります。
留守番前の事前チェックをしなくて済むように、日頃から不要な家電製品のコードをコンセントから抜く、使い終わったらすぐに片づける、などの癖をつけるようにするとよいと思います。
4.窓とドア
犬の留守番前には、窓とドアの閉め忘れがないかをチェックしましょう。
窓に鍵がかかっていないとき、手先や鼻先を器用に使い、窓を開けて脱走してしまうことがあります。短時間の留守番でも網戸にしたまま出かけない方がよいです。
立ち入ってほしくない部屋のドアの閉め忘れに注意しましょう。犬が入れるはずがないと思って出かけるので、床に物が落ちていたり、犬に危険な物が置かれていたりするのではないでしょうか。
脱走・迷子・交通事故・誤飲・誤食など、思わぬトラブルや事故を招くことがないようにしましょう。
5.室内の温度と湿度
犬の留守番前には、室内の温度と湿度が適切であるか、チェックしましょう。
犬が留守番する室内には、室内温度計を置き、温度と湿度の両方をチェックできるようにしておくことをおすすめします。飼い主の体感でチェックしようとすると、犬に適切でない場合があります。
犬が快適に留守番することができるかどうかは、室内の温度だけではなく、湿度も重要です。温度は適切であっても、湿度が高めである場合には、除湿器を使用するだけでもよい場合があります。
夏は冷房をつけっ放しで留守番させる必要がある場合もあります。冬は暖房を使用する、または冬用の保温性の高いベッドを置いてあげるとよいでしょう。
ケージやクレートは、専用カバーや毛布で覆ってあげるだけでも冷気が入りにくくなり、保温性が高まります。
6.健康状態
犬の留守番前には、犬の健康状態についてか、以下の項目をチェックしましょう。
- うんちのにおい、形状、量、色
- おしっこのにおい、量、色
- 食事はいつもと変わらず食べることができたか
- 元気はあるか
- 熱はないか
朝から下痢や嘔吐があると、心配で留守番させられなくなってしまいますよね。とくに持病のある犬の場合、留守番前に体調が悪かった場合の対処法も日頃からいくつか考えておくべきだと思います。
まとめ
犬の留守番前にすべき事前チェック項目を6つ解説しました。
- 飲み水
- トイレ
- 家電製品のコード
- 窓とドア
- 室内の温度と湿度
- 健康状態
愛犬をひとり留守番させるのは、不安ですし、心配も尽きないものです。
ペットカメラやお留守番カメラなど、スマートフォンから留守番中の愛犬の様子を常時チェックできるアイテムも活用されてはいかがでしょうか。