誤ったご飯の与え方は体調不良やストレスの原因に…!
愛犬の健康を維持するためには、食事管理も重要なポイントの1つとして挙げられます。栄養バランスはもちろん、飼い主のご飯の与え方も健康を左右することがあるので重視しなければなりません。
誤ったご飯の与え方は、犬が安心して食事できない環境を生み出しストレスの原因となったり、早食いや食べ過ぎによって体調不良を引き起こしたりとさまざまなリスクが考えられます。
正しい与え方を意識して、愛犬がリラックスした状態で健康的な食事を楽しめるよう、犬目線で配慮してあげましょう。
犬に絶対してはいけない『ご飯の与え方』6選
ここでは犬に絶対してはいけない『ご飯の与え方』を紹介します。ダメな理由から正しい与え方までを解説するので、愛犬にご飯を与える際の参考にしてくださいね!
1.1日の摂取量が愛犬に適していない
基本的な知識ですが、1日の摂取量が愛犬に適していないと健康を維持することはできません。与えすぎてしまえば肥満の原因になりますし、量が少ないとエネルギー不足や栄養失調に陥ってしまいます。
犬種や体格、体重などによって1日の適切な摂取量が異なります。適切な量がわからない場合はドッグフードのパッケージ裏を確認しましょう。ただし、パッケージ裏の給与量はあくまで目安です。体格を見ながら調節しましょう。かかりつけの獣医師に相談するのも良いでしょう。
2.犬に与えてはいけない食材が混ざっている
チョコレートやネギ類、アボカド、ぶどう、カフェインやアルコールなど、犬に与えてはいけない食材をドッグフードや手作り食に混ぜることは絶対にやめてください。少量であっても重篤な症状を引き起こす危険性があります。
人間にとって無害でも、犬にとって有毒となる食材は多く存在します。あらためて犬が食べてはいけない食材を確認し、与えないよう気をつけましょう。
3.1回の食事で与える量が多すぎる
基本的に犬の食事は1日2回、朝夕に与えることが理想とされています。子犬や老犬、体調不良の犬の場合は、回数を多くして小分けにすることが推奨されることもあるでしょう。
1日1回の食事で大量のドッグフードを与えてしまうと、早食いや消化不良の原因になります。窒息や腹痛、下痢、嘔吐などの症状を引き起こす恐れがあるので、最低でも1日2回を目安に食事の回数を分けてあげましょう。
4.ご飯を与える前に長時間「待て」させる
昔からご飯を与える前にしつけとして、「待て」をさせるご家庭は多くあります。しかし、必要以上に長く「待て」させてしまうと、犬は焦りや待ちきれない衝動に駆られて早食いの原因になります。
早食いしてしまうと消化不良や窒息などの原因になりかねません。ご飯を与える前に「待て」させる場合は、ほんの数秒(〜5秒)だけにとどめてください。
5.食べないからとご飯を出しっぱなしにする
「ご飯を与えても食べないから」とドッグフードを出しっぱなしにする与え方もNGです。ずっと置きっぱなしにしていると「いつでも食べられる」と学習し、犬は食べるべきタイミングでご飯を食べなくなってしまいます。
また、ご飯を出しっぱなしにしていると、埃が被ったり酸化したりとさまざまな懸念点が生まれます。ドッグフード本来の美味しさも損なわれてしまうので、10分間経っても食べない時は片付けてしまいましょう。
6.常に飼い主の手から直接与えている
愛犬可愛さについ自ら直接手渡しでドッグフードを与えてしまう…という飼い主を見かけます。しかし、飼い主の手から直接食べることが習慣化してしまうと飼い主への依存度が高まってしまい、しつけにも悪影響を及ぼしてしまいます。
また、病気や怪我などで病院に入院する際、飼い主以外の人の手から食事を摂らず、なかなか回復しない…という事態に陥る可能性も考えられるでしょう。
愛犬にドッグフードなどのご飯を与える際は、なるべく食器から直接食べさせるようにし、時々コミュニケーションの一環として手元から与える程度にとどめましょう。
まとめ
いかがでしたか。犬にご飯を与える際は、愛犬に負担やストレスにかからない正しい方法で与えるべきです。今回紹介した絶対してはいけないご飯の与え方に心当たりのある方は、ご飯の与え方を見直してみましょう。