犬の下痢に注意!病気が隠れている可能性も…
犬は食べ過ぎや疲れ、ストレスなどさまざまな要因で下痢を発症することがあります。しかし、中には以下のような病気は隠れている可能性もあるので注意が必要です。
- 胃腸炎
- 膵炎
- 腫瘍
- ウイルス感染
- 寄生虫
- 食中毒
重症化してしまうと長期の療養が必要になったり、最悪の場合には発見が遅れて命に関わる危険性もあります。下痢を軽視して適切な対応を怠ることは避け、きちんと症状を注視し見極めましょう。
こんな症状は要注意!犬の危険な『下痢』5選
犬が下痢をした場合、以下のような症状が見られる場合は病気の可能性が高かったり、症状が重篤化している恐れがあります。当てはまる下痢の症状が見られたら、早急に動物病院へ連れて行きましょう。
1.水のような下痢
健康的な犬のうんちは固形です。また、軟便と呼ばれる形を維持している軟らかいウンチも様子を見て問題ないでしょう。しかし水のようにドロッとしたウンチの場合、危険性が高まります。
水のような下痢は、寄生虫による症状であったり感染症の可能性が疑われます。フードが会わない場合も下痢気味になります。場合によっては胃腸炎や膵炎が重症化している恐れもあるので、早急に動物病院で診てもらいましょう。
2.色がドス黒い
ウンチの色も犬の健康状態を見極める重要なポイントになります。健康的な犬ならばウンチは茶色をしていますが、緊急性の高いウンチの場合には色がドス黒くなって排泄されることがあります。
これは、腸内で出血などが起こり時間経過とともに排泄されたため、血がドス黒く変色している可能性を示唆しています。体内で異常が発生しているので、早めに動物病院で診てもらい適切な治療を受けましょう。
3.血が混ざっている
下痢した際、ウンチに血が混ざっている場合も注意が必要です。ウンチに血が混ざっているということは比較的肛門に近い消化管、または肛門から出血が起きている可能性が高いです。大腸炎が起こっている場合は粘膜に血が混じったような粘血便が出ることが多いです。
しかし、パッと見て気づくほどの出血量が確認されている場合、非常に危険な状態なので、早急に動物病院へ連れて行って下さい。
4.3日以上続いている
下痢の症状は、一般的に1日〜2日ほどで自然治癒による改善が見られます。しかし、3日以上続いている場合は、自然治癒では治らない状態に陥っている危険性があります。
3日以上の下痢が続いている場合は、危険な病気や症状が隠れている可能性も疑われるので、元気や食欲があっても便も持ってかかりつけの動物病院に相談しましょう。
5.下痢以外にも症状が見られる
下痢と同時に他の症状が見られる場合も注意が必要です。主に、以下のような症状が同時期に見られる場合は、何らかの病気が影響している疑いがあります。
- 嘔吐
- 食欲がない
- 元気がない
下痢と嘔吐が同時に見られる場合は、消化器関連の病気が疑われます。また、食欲がない元気がないなど、ぐったりとした様子が見られる場合は、下痢によって脱水症状や栄養不足に陥っている可能性も考えられるでしょう。
他にも下痢以外の症状が見られる場合は、早めに動物病院に相談し、必要な検査や治療を受けてください。
まとめ
いかがでしたか。愛犬が危険な下痢をしているときは、ペットシーツやトイレットペーパーにうんちを取り、うんちを獣医師に確認してもらうとより正確な診断を受けることができます。
今回紹介した下痢の症状が見られる場合は、早急にかかりつけの動物病院へ連れて行きましょう。