犬同士が仲良くできない理由
「犬同士が仲良くできない」と悩んだときは、人間と同じように考えてみてください。犬同士が仲良くできない理由は、意外にも人間同士が仲良くできない理由と同じなのです。
愛犬に「どうしてもこの子とは仲良くできないんだ!」という犬がいる場合、無理に仲良くさせようとしなくても大丈夫です。愛犬の個性を尊重することが大事です。
犬同士が仲良くできない理由別に改善のコツも解説しますので、ぜひお役立てくださいね。
1.犬見知り
犬同士が仲良くできない理由には、「犬見知り」があります。
他の犬と仲良くできないことが、犬見知りな犬の最大の特徴です。もともと他の犬に興味がないタイプの犬見知りな犬もいます。他の犬とのコミュニケーションの取り方が分からず、犬見知りしてしまっているタイプの犬もいます。
もともと他の犬に興味がないタイプの犬見知りな犬の場合、犬同士のスキンシップやコミュニケーションよりも、人間とのスキンシップやコミュニケーションを好むことがよくあります。
無理に他の犬と仲良くさせよう、犬の友達を作ってあげようとしなくても大丈夫です。飼い主や家族以外の人とのスキンシップやコミュニケーションを充実させてあげたり、人間の友達を作ってあげたりすることの方が幸せに感じるようです。
他の犬とのコミュニケーションの取り方が分からず、犬見知りしてしまっているタイプの犬の場合、これまで他の犬と交流する機会が極端に少なかったのではないでしょうか。また、他の犬と仲良くできないことを理由に、愛犬が他の犬と交流することを飼い主が避けてきた、ということも考えられます。
犬見知りが理由で犬同士が仲良くできないことを改善するコツは、とにかく他の犬との出会いを増やすことです。そして、他の犬との交流で得られる経験を豊富に積むことです。
2.相性が合わない
犬同士が仲良くできない理由は、相性が合わないことです。
一言で相性が合わないとは言っても、その理由も様々です。
「やんちゃな子」と「おっとりな子」とでは相性が合わないことがあります。「やんちゃ盛りな子」と「成長して落ち着いた子」とでは相性が合わないことがあります。性格によっては、「同性の犬同士では相性が合うけれど、異性の犬同士では相性が合わない」ということもありますし、その逆のパターンもあります。
やんちゃ同士で仲良くできるパターンもありますが、遊びがヒートアップすると喧嘩になりやすいことを理由に仲良くできないパターンもあります。
犬同士の相性が合わない理由は、人間と同じように様々です。
相性が合わないことが理由で犬同士が仲良くできないことを改善するコツは、愛犬と相性の合う犬はどんなタイプかを知って、相性の合う犬同士でお付き合いをさせることです。
3.他の犬にトラウマがある
他の犬にトラウマがあることが、犬同士が仲良くできない理由になることがあります。
他の犬から嫌なことをされた、痛いことをされた、怖い思いをさせられたなどの経験をすると、二度と同じ経験をしないようにと、他の犬を避けるようになってしまうことがあります。特定の犬だけを避けるようになってしまう場合もありますし、全ての犬を避けるようになってしまう場合もあります。
他の犬にトラウマがあることが理由で犬同士が仲良くできないことを改善するコツは、犬同士の「楽しい経験」「嬉しい経験」をさせてあげることです。
犬同士の良い経験をさせてあげるために適任なのが、「誰とでも仲良くできるタイプの犬」です。そういうタイプの子を見つけてあげられるとよいのですが…。
可能であれば、ドッグランへ出かけてみてください。他の犬にトラウマがあり、怯えている犬にも積極的に、でも優しく声をかけ、遊びに誘ってくれる犬がいるはずです。
まとめ
犬同士が仲良くできない理由を3つ解説しました。
- 犬見知り
- 相性が合わない
- 他の犬にトラウマがある
犬同士のお付き合いの仕方は、基本的には子犬の頃(社会化期)に学びます。しかし、成犬になってから突然、犬同士が仲良く出来なくなってしまうこともあります。
そのような場合には、もう一度、犬同士のお付き合いの仕方を学ぶ機会を与えてあげてください。成犬になってからじゃ遅い、なんてことは絶対にありません。
子犬の頃と比べて、成犬が犬同士のお付き合いを学ぶためには時間がかかると思いますが、根気強く向き合ってあげてくださいね。