1.名前を呼んだ時にどう反応するか
自分の愛犬が幸せかどうか知りたくなったら、まずは名前を呼んでみましょう。あなたに名前を呼ばれて嬉しそうに目を輝かせながら駆け寄ってくるなら、愛犬の幸福度が高い証拠です。
名前を呼ばれて笑顔で寄ってくるのは、愛犬にとって飼い主であるあなたが魅力的な存在であるということ。飼い主を信頼し、心から愛している犬は幸せだと考えられます。
逆に、名前を呼んでも反応しない、もしくは気が乗らない素振りで渋々やってくる場合は、「ご主人の側に行っても良い事がない」と犬が認識している可能性が高いです。これでは犬の幸福度が高いとはいえませんので、愛犬との関係性を見直したほうが良いかもしれません。
ただし、高齢で耳が遠くなったり関節に痛みが出ている犬の場合は、名前を呼ばれても反応が鈍くなることが多いので気にしなくてOKです。
2.どんな環境で飼育されているか
愛犬の幸福度を確かめるために、ご自身が犬を飼っている環境についても考えてみましょう。
犬が健康的にリラックスしながら暮らせる環境には、以下の条件が必要となります。
- 室温が犬の適温に保たれている
- 常に清潔にされている
- 犬のプライベートスペース(クレートやハウス)がある
- 整理整頓され誤飲、誤食の心配がない
- 犬の足腰に負担がかからないよう対策がされている
犬がいる部屋の室温は夏は26℃くらい、冬は20℃前後が適温だといわれますが、犬種や犬の年齢によって適温は異なるため、愛犬に合わせた室温を保つようにしてください。
部屋はいつも掃除をし、犬がイタズラをするものは片付けて清潔にしておきましょう。不衛生で散らかった部屋は、犬が病気になったり物を誤飲する恐れがあります。
また、フローリングの床は犬が滑って足腰に負担がかかりますし、高いソファーやベッドからジャンプすると転落や骨折してしまうので対策は必須です。
クレートやハウスも準備し、愛犬がひとりで静かに過ごせる時間も与えてください。適切な環境で飼育されることは、犬の幸福度に大きく影響します。
3.飼い主とのコミュニケーションが足りているか
犬は食事と水、寝床だけ与えていれば飼える動物ではありません。
もともと群れで暮らす習性を持っている犬は、飼い主とコミュニケーションを取ることが大好きですし、孤独を嫌います。
そのため、「仕事が忙しいから」「面倒だから」とコミュニケーションを取らない飼い主に飼われている犬は幸福度が低いです。愛犬を幸せにしたいと考えるなら、コミュニケーションやスキンシップをとる時間を毎日作るようにしましょう。
4.ヘルスケアがされているか
愛犬の幸福度を確かめるなら、「適切なヘルスケアがされているか」も重要なチェックポイントです。
犬の健康を保つためには、次のようなケアを飼い主がしなくてはいけません。
- 皮膚や被毛のケア
- デンタルケア
- 栄養バランスの取れた食事
- 適度な運動
- 定期的な健康診断
お手入れは苦手な犬も多いですが、嫌がるからといってケアしないでいると健康に影響が出て病気になり、結果的に犬が痛みやストレスを抱えて暮らすことになってしまいます。
飼い主が早いうちからお手入れに慣れさせ、適切なヘルスケアを行っている犬は心身共に健康で幸福度が高いといえるでしょう。
お手入れだけでなく、散歩などの運動や定期的な健康診断を受けておくことも大切です。
まとめ
「うちの子は幸せなんだろうか?」と考えたことがある飼い主さんは多くいるかと思います。
ご紹介した項目すべてに当てはまっていれば、あなたの愛犬はかなり幸福度が高いといえるでしょう。もし当てはまらない項目があった場合も、これから改善していけば愛犬の幸福度を上げることは可能です。
犬が幸せに暮らせるかどうかは飼い主次第。お迎えしたからには、「世界一幸せにする!」という気持ちで愛犬と向き合っていきましょう。