犬が「人間の赤ちゃん」に優しい理由
犬は人間の赤ちゃんに優しく接することができる動物です。子守りをする犬もいますし、赤ちゃんが泣いたらあやすことができる犬もいます。
自分のおもちゃを貸してあげようとする犬もいますし、自分のおやつを分け与えようとする犬もいます。おむつが汚れているときは、飼い主に知らせることができる犬もいます。
犬はなぜこんなにも人間の赤ちゃんに優しいのでしょうか。
1.飼い主の真似をしている
犬が人間の赤ちゃんに優しい理由は、飼い主の真似をしているからなのではないでしょうか。
犬は日々、飼い主の行動を見て学んでいます。初めは人間の赤ちゃんにどのように接したら良いのか分からないと思いますが、飼い主がどのように接しているのかを見て学ぼうとしています。
大人も子供もみんな、人間の赤ちゃんに対して優しく接しますよね。家族だけではなく、他人も同じです。飼い主が人間の赤ちゃんに優しく接している姿を見れば、自分も優しく接しようと真似をするのです。
2.守らなければならない!と感じている
犬が人間の赤ちゃんに優しい理由は、守らなければならない!と感じているからなのではないでしょうか。
自分よりも小さな存在であること、自分よりも弱い存在であることを、本能的に感じることができるのだと思います。
犬が超小型犬であれば、生まれたばかりの人間の赤ちゃんは、ちょうど同じくらいの大きさ、または自分よりも少し大きな存在ですよね。
しかし、お腹が空いたと言って泣き、おむつが汚れたと言って泣き、不安になって泣いたり、寂しくなって泣いたり、誰かがお世話をしなければならない弱い存在であることを理解しているのだと思います。
3.家族だと認識している
犬が人間の赤ちゃんに優しい理由は、家族だと認識しているからなのではないでしょうか。
犬にも「人間である」ということは分かっても、「大人」「子供」「赤ちゃん」という区別はできない場合もあります。
赤ちゃんだから優しいのではなく、家族だと認識しているから優しい、ということも考えられるのではないでしょうか。
我が家の愛犬(オス犬)は、家族である赤ちゃんが泣いていると、いつまでも心配そうに見つめていますが、他人の赤ちゃんが泣きわめいていても全く興味を示しません。
その人間の赤ちゃんが、自分にとって家族であるか他人であるかをしっかり分けて接しているのではないかと思います。
4.母性本能
犬が人間の赤ちゃんに優しい理由は、母性本能によるものなのではないでしょうか。
『出産・子育てをした経験のあるメス犬ほど、人間の赤ちゃんへの母性本能が強くなる』と言われることがあります。
我が家の愛犬(メス犬)は、出産・子育てを経験していません。そのためか、人間の赤ちゃんや子犬への母性本能を見せたことがこれまでに全くありません。
みなさんの愛犬はいかがでしょうか。稀にではありますが、人間の赤ちゃんに母性本能を見せるオス犬もいるとされていますよね。
人間の赤ちゃんから母乳やミルクの香りがすることも、犬の母性本能をくすぐる何かがあるのかもしれません。
まとめ
犬が人間の赤ちゃんに優しい理由を4つ解説しました。
- 飼い主の真似をしている
- 守らなければならない!と感じている
- 家族だと認識している
- 母性本能
私もこれまで、人間の赤ちゃんに優しく接する犬をたくさん見てきました。人間の赤ちゃんに優しく接する犬はいますが、厳しく接する犬はいないものです。
飼い主がおもちゃを奪おうとすると唸り声を上げる犬も、なぜか人間の赤ちゃんに奪われるときは嬉しそうです。「遊んであげているんだ~♡」と思っているのかもしれませんね。