飼い主の行動や愛情表現が愛犬のストレス要因に…!?
人間の愛情表現と犬の愛情表現は異なります。私たち人間にとって愛情を伝える方法であっても、その行動は犬にはストレス要因となることも珍しくありません。
このように飼い主さんが良かれと思って行っている愛情表現や、何気なくとっている些細な行動が、実は愛犬のストレス原因になっていることもあります。
愛犬にストレスを溜め込ませないためにも、飼い主は犬の習性やボディランゲージを正しく理解することが大切です。
犬が『ウザいな~』と感じている飼い主の行動5選
飼い主が何気なくとっている行動や愛情表現が、愛犬にとって「嫌だな」「鬱陶しいな」と感じている事例は珍しくありません。ここでは、犬が「ウザいな〜」と感じている飼い主の行動を紹介するので、心当たりのある方は今すぐ見直しましょう。
1.近くで大きな声を出して騒ぐ
犬は聴覚が優れており、元々は警戒心の強い動物です。そのため、近くで大きな音や声を聞いてしまうと本能的に警戒心が働き、ストレスの原因となってしまいます。
飼い主であっても突然大声を出されたり、スピーカーやスマホなどで大きな音楽を流されたりすると「ウザいな〜」「やめてほしいな」と感じていることでしょう。
2.休んでいる時にかまう
愛犬が寝ていたり休んでいるところに近寄っていき、触れたり声をかけたりしていませんか。基本的に犬が休んでいるときは、そっと遠くから見守ってあげてください。
警戒心の強い犬たちは、じっくり休める時間が限られています。休んでいるところに飼い主が近寄ったり触れたりしてしまうと、注意が飼い主に向いてしまうため十分休めなくなってしまうのです。
3.わざわざ離れたのにしつこく追いかける
愛犬がわざわざ飼い主から離れた場所へと移動しているのを見て、「寂しくないかな?」「かまっていなかったから拗ねてる?」と勘違いしていませんか。
わざわざ離れた場所に移動するということは、愛犬もひとり静かに休みたいと思っての行動です。そんな愛犬をしつこく追いかけてしまうと、休みたいのに休めたい状況に陥るため、ストレスや疲労が溜まる原因になる恐れもあります。
4.ギュッと強く抱きしめる
人間の愛情表現の1つに『ハグ(抱きしめる)』があります。しかし、犬にとって抱きしめる行為は愛情表現に含まれておらず、むしろ自分より体の大きい人間に抱きしめられることで、不安を感じる犬もいます。
ギュッと背後から強く抱きしめてしまうと、苦しさを感じたり本能的に不安に襲われたりする犬もいるため、別の表現方法で愛情を伝えましょう。
5.機嫌によって対応がコロコロ変わる
飼い主の気分次第で対応をコロコロ変えていると犬も感情の変化に気付き、飼い主に対する信頼度が下がってしまいます。また、飼い主の感情の変化に敏感になり、怯えて過ごすようになる恐れも…。
機嫌が良くても悪くても、基本的に愛犬に対する態度は一貫して落ち着いた接し方を心がけてください。あまりにも機嫌によって態度が変わると犬も察して、「ウザいな」「面倒だな」「怖いな」と感じてしまいます。
まとめ
いかがでしたか。飼い主のやりがちな行動や愛情表現には、愛犬がストレスに感じてしまう行動が含まれていることがあります。今回紹介した行動に心当たりのある方は、ご自身の接し方や愛情の伝え方を改めて見直してみましょう。