犬が「今は散歩の気分じゃない」と伝えているときのサイン
犬といえば散歩が大好きな印象が強いはず。そんな犬でも、時と場合によっては「今は散歩の気分じゃない!」と感じてしまうこともあるようです。
では、犬がそのような気持ちを飼い主に伝えようとしている時のサインにはどのようなものがあるのでしょうか。
1.その場から動かない
犬にリードを着けてもその場から動かなかったり、引っ張ると床に伏せたままで抵抗するときがあると思います。この時の犬はおそらく「散歩に今は行きたくない」と伝えているのでしょう。
これは家の中に限らず、散歩の途中でも見られる光景です。
犬は嗅覚や聴覚が優れているので危険を察知した、この先で怖い経験をしたなどの理由が考えられます。
2.逃げる、隠れる
犬は散歩に行きたくないとき、こちらが首輪やリードを準備しているところを見ると、逃げることがあります。家の奥に逃げて狭い場所に隠れてしまうこともあります。
散歩前の追いかけっこが楽しいという犬もいますが、本当に行きたくないときは噛みつくこともあります。そのようなときは、無理に連れて行くのはやめましょう。
犬を室内で運動させる方法
散歩に行きたくない愛犬のワガママをきいてしまうと、運動不足になって健康にもよくありませんよね。しかし無理に連れていくのもストレスになってしまいます。
そこでそのような時には、散歩は諦めて室内で運動させてあげましょう。
おやつ探し
犬が好きなものと言えば「おやつ」です。家の中にあるものを使っておやつを隠し、取り出すゲームをやってみましょう。
まず簡単でおすすめなのは、タオルを重ねておやつを隠すとい方法です。タオルの枚数を増やして山のようにしたり、丸めてボールにして中におやつを入れるなど、徐々に難易度を上げて楽しんでください。嗅覚以外に口や前足も使うことになるので、犬にとっては自然と運動になります。
他にも、紙コップやタッパー、知育玩具も便利です。動く範囲が狭いので、シニア犬でも遊べます。
柔らかいおもちゃで遊ぶ
室内のインテリアなどを傷つけないためにも、ぬいぐるみのなどの柔らかいおもちゃを使って遊ぶのがおすすめです。
おもちゃを床に這わせたり、長いおもちゃで引っ張りっ子をするなど、飼い主さんと一緒にできる方法で遊んでみてください。なお、誤飲やケガには注意が必要です。
犬が散歩に行きたがらない理由とは
普段は散歩好きな愛犬が、「今は散歩の気分じゃない」と感じてしまう理由には、どのようなことが考えられるでしょうか。
犬の老化
犬が散歩を拒否するときとは疲れている、ケガや体調不良で動きたくない、などがあります。特にシニア犬は、トリミング後は疲れて動きたがらないということが多いです。
犬が歳をとって疲れやすくなったと感じたら、カートを使ったり、目的地まで車で行くというような工夫をしてあげてください。
天気や気温の影響
雷雨のときには、犬も外に出たがらなくなります。
外でしかトイレができない犬は多いですが、健康な成犬なら12時間くらい我慢できます。嫌がっていたら行かなくて良いでしょう。
また外が暑すぎる、寒さすぎると犬もあまり散歩に行きたがらなくなります。夏はアスファルトが熱くなって足を火傷する、熱中症を起こす危険性があります。
冬には服を着る、室内を歩いて体を温めるといった防寒対策が必要です。近年の異常気象は人間だけでなく犬も体調を崩しやすいので、散歩は無理をせず楽しんでください。
まとめ
飼い主さんが「今日は散歩の気分じゃない」と感じるのはどんなときでしょうか。疲れていたり、忙しかったり、天気が悪かったりなど、さまざまな理由がありますよね。犬も考えることは同じです。
しかし、散歩に行かなくなると、犬は運動不足になりがちです。室内で出来る運動はいろいろありますので、犬の体調や年齢に合わせて散歩の代わりの遊びの一環として運動させてあげましょう。
散歩は楽しむものであり、我慢して行うものではありません。犬も飼い主も疲れたときには甘え、散歩を楽しんでください。