夜の犬の散歩における絶対NG行為は?
犬の散歩を夜に行うのも一つの選択ですが、夜の散歩は事故やトラブルのリスクが高まります。夜の散歩を安全に、そしてマナーよく行うためには、NG行為を避けることが大切です。以下では、夜の犬の散歩における絶対NG行為をご紹介します。
1.ノーリード
ノーリード、つまり犬にリードをつけずに散歩することは、時間帯に関係なく、非常に危険で絶対にやってはいけない行為です。
特に視認性が大きく低下する夜間は、車や自転車などの運転者が犬の存在に気づきにくく、交通事故のリスクが高まります。ノーリードの犬が飛び出すなどして交通事故に遭った場合、重傷を負ったり、最悪の場合は命を落とすこともあります。
またノーリードの犬が他の犬や人に突然飛びつくと、大きなトラブルに発展するかもしれません。
2.暗闇に溶け込む
夜の犬の散歩において最も注意すべき絶対NG行為の一つは、暗闇に溶け込んでしまうことです。夜の散歩を安全に行うためには、犬や飼い主の存在を車や自転車などの運転者に気づいてもらうことが極めて重要です。
しかし、飼い主が暗色の服を着ていて犬も光るアイテムをつけていないというふうに、暗闇に溶け込んでしまうと周囲からの視認性が著しく低下します。それはつまり、運転者が飼い主や犬の存在に気づきにくくなるということですので、交通事故のリスクが高まります。
3.道を照らさずに歩く
夜の犬の散歩では、道を照らさずに歩くのも絶対NGです。暗がりの中では、飼い主は道に落ちているものに気づきにくい一方で、犬は人よりも暗所での視覚が優れているため、それに気づきやすいです。そのため、拾い食いをしてしまう可能性があります。
万が一、犬にとって有害なものを食べてしまった場合は、下痢や嘔吐だけでは済まず命に関わることもあるため、拾い食いには十分注意しなくてはいけません。
また道を照らさずに歩いていると、ガラスの破片など危険なものが落ちていても飼い主がそれに気づくことができず、犬がケガをする恐れがあります。
4.排泄物を放置する
夜の散歩中に犬がうんちやおしっこをした際に「誰も見ていない」と考え、そのままにして行ってしまう飼い主がいます。しかしこれはマナー違反であり、絶対に避けるべきNG行為です。
犬の排泄物の放置は周囲の人々に不快な思いをさせるだけでなく、犬やその飼い主全体のイメージを悪くする可能性があります。犬が暮らしやすい社会にするためにも、飼い主一人一人がきちんとマナーを守ることが大事です。
夜に愛犬の散歩をする際の心得は?
ここまで、犬の夜の散歩における絶対NG行為をご紹介してきました。ここからは、愛犬との夜間の散歩を安全にマナーよく行うためのポイント、つまり夜に愛犬の散歩をする際の心得に焦点を当てていきます。
1.必ずリードをつけて短く持つ
夜の散歩は視認性が低下し、さまざまなリスクが増えます。そのため愛犬との夜間の散歩では、必ずリードをつけて短く持つことが非常に重要です。
リードを短く持つことで愛犬の動きを素早く制御でき、突発的な事態や危険から愛犬を守ることができます。周囲の安全のためにも時間帯を問わず、愛犬の散歩時には必ずリードをつけて短く持つようにしましょう。
2.光るアイテムで存在をアピールする
夜の散歩では、光るアイテムで愛犬の存在をアピールする必要があります。街灯の少ない暗い場所でも愛犬の存在を車や自転車などの運転者に気づいてもらえるように、反射材やLEDライトが使われたリードや首輪などをつけましょう。
また飼い主は暗闇でも目立つ色の服を着たり、ネックライトを光らせたりすることで、自身の存在をアピールすることができます。愛犬と飼い主両方の存在をアピールして、夜の散歩中の交通事故を防ぎましょう。
3.ライトを持参する
暗がりでの散歩は、愛犬が道に落ちているものを拾い食いしてしまったり、ガラスの破片などを踏んでケガをしたりするリスクを高めます。このようなリスクを軽減するために、夜間の散歩にはライトを持参しましょう。
ライトで道を照らしながら歩くことで、拾い食いしそうなものや危険なものを避けることができます。
犬の散歩時にはリードを持ったり、排泄物の処理をしたりする必要があるため、首にかけられるネックライトだと両手が自由に使えて便利です。
4.排泄物はきちんと処理する
夜の散歩で人目がなくても、愛犬の排泄物はきちんと処理しなくてはいけません。必ずビニール袋やちり紙、ペットボトルに入れた水などを持参し、適切に処理しましょう。
うんちはちり紙で取ってビニール袋に入れて自宅に持ち帰り、自治体のルールに従って処分します。おしっこは、水でしっかり流しましょう。
おしっこをした場所がアスファルトやコンクリートの場合は、水で流してからペットシーツで吸い取るのが理想的です。また、散歩の前に自宅で愛犬のトイレを済ませる習慣をつけることも大切です。
まとめ
どの時間帯でも犬の散歩にはさまざまな危険が潜んでいますが、特に夜間は視認性が低くなるために事故やトラブルのリスクが高まります。
また人目が少ない時間帯だからこそ、飼い主としてのマナーが問われます。夜に愛犬の散歩をする際は、ご紹介した絶対NG行為と心得を参考に、安全かつマナーを守った散歩を心がけましょう。