「怖がりな犬」が見せる行動
怖がりな犬は日常的にストレスを感じやすい傾向にあるので、もし「うちの子ビビり犬かも?」と思ったら、飼い主さんがフォローしてあげるようにしましょう。
そこで今回は、「怖がりな犬」が見せる行動をご紹介します。愛犬に当てはまるかチェックしてみてください。
1.吠える
怖がりな犬は知らない人や他の犬、物音などに吠えやすいでしょう。
相手に対して恐怖を感じやすい犬は、自分の身を守るために「近づくな!」「あっちに行け」と威嚇するために吠えてしまうのです。
しかも吠えている間に相手の人や犬が去っていくと、「自分が吠えたから追い払えた」と犬は認識してしまうため、ますます吠えてしまうようになります。
2.震える
怖がりな犬は、震えることが多いです。
雷や花火の音が鳴ったり、動物病院やトリミングサロンに行った時に震える犬はよくいますが、特に怖がりな犬は日常的に震えてしまいます。
家にいる時でも些細な物音に怖がって震えることもありますし、散歩で外に出ただけで車の音に怯えてプルプルと小刻みに震えることも。震える場面が多い犬は怖がりだと考えて良いでしょう。
ただし、犬は寒さや痛みなどで震えることもあるので、寒くないかや体に異常がないかは確認してください。
3.噛む
人を極端に怖がる犬は、唸ったり噛むといった攻撃行動に出ることもあります。これは吠えるのと同じように、自分の身を守ろうとしてする行動です。
噛む犬には、知らない人を怪我させてしまったり、トリミングや治療ができないなど多くの問題がでてきますので早いうちに改善するようにしましょう。
本気噛みをする犬のトレーニングは、飼い主だけで行うのではなく、専門のドッグトレーナーに依頼して行うのがオススメです。
4.逃げようとする
怖がりな犬は、恐怖を感じるとその場から逃げようとすることがあります。恐怖のあまりパニックになるためです。
犬は一度パニックを起こすと飼い主の声が聞こえなくなり、制止しても必死に逃げようとしてしまいます。
怖がりな犬だけに限ったことではありませんが、散歩中は事故に遭ったり行方不明になる危険があるためリードをしっかり持って注意しましょう。
愛犬の怖がりを克服する方法
犬の怖がりを克服するためには、愛犬が怖がっている対象に慣れさせる練習が効果的です。こういった練習は『社会化トレーニング』と呼ばれており、本来は子犬の頃に行うべきだといわれています。
社会化トレーニングは成犬にも行うことが可能ですが、子犬よりも時間がかかるため根気強く向き合いましょう。焦らず愛犬のペースを見ながら、少しずつ外の世界や他の犬など怖がるものに慣れさせてください。
また、愛犬にとってストレスのない生活環境を整えることも大切です。ずっと怖い思いをするような騒がしい環境は、犬にとって良くありません。
まとめ
怖がりな犬が見せる行動は、不安や恐怖が原因となっています。そのため、愛犬が震えていても「本当にダメな子ね〜」などとバカにしたり、「こら!ダメでしょ!」と叱ったりするのは犬が自信や飼い主への信頼を失うためNGです。
愛犬の怖がりを克服したい場合は、社会化トレーニングをして少しずつ慣らしていきましょう。
犬の性格には個体差があるので、愛犬の怖がりも問題行動がひどくないレベルなら個性だと受け入れることも大切です。