「気が弱い犬」の特徴
みなさんの愛犬はどんな性格をしていますか?
犬は同じ犬種でもマイペースな犬や神経質な犬、甘えん坊な犬など、性格はさまざまで個性があります。
今回は「気が弱い犬」の特徴をご紹介しますので、愛犬に当てはまる項目があるかチェックしてみてくださいね。
1.散歩が苦手
気が弱い犬は、散歩が苦手な子が多いです。飼い主さんが散歩に誘っても「行きたくない」と拒否したり、行ってもすぐに帰ろうとする犬は気が弱いといえるでしょう。
気が弱い犬にとって、自分の縄張りで安全な場所である家の外はとても怖い所。知らない人や犬、車や工事の音など、刺激だらけで歩くたびにビクビクしてしまいます。散歩に行くよりも、安心できるお家にいたいという気持ちが強くなるのは当然かもしれません。
2.吠えやすい
吠えやすい犬は気が弱い傾向にあります。
「ワンワン!」と激しく吠えている犬を見ると気が強そうだと感じる方も多いかもしれませんが、実は気が弱い犬ほど自分の身を守るために吠えてしまうことが多いのです。
小さな音にも敏感に反応し、知らないものを見ると吠えてしまう犬は怖がりで気が弱いといえるでしょう。逆に、自信があって落ち着いている犬は、普段あまり吠えることはありません。
3.知らない場所が苦手
犬を飼った時に「愛犬と色んな場所へお出かけをしたい!」と楽しみにする飼い主さんは多いかと思いますが、愛犬の気が弱い場合は頻繁にお出かけを楽しむことは難しいかもしれません。
なぜなら、気が弱い犬は知らない場所に対してとても警戒心が強いからです。知らない場所に連れて行っても、震えて動かなくなってしまうことがほとんど。「ここはどこ?」「怖い!」とストレスになってしまいます。
気が弱い愛犬とお出かけしたい場合は、同じ場所に何度も足を運ぶなどして慣らす必要があります。
愛犬の気の弱さを克服する方法
気が弱い犬は何事にも怯えてしまいストレスがかかりやすい傾向にあるので、「少しでも改善してあげたい」と考える飼い主さんも多いでしょう。
犬の気の弱さを改善するためには、『社会化トレーニング』を行って社会性を身につけさせることがとても重要です。トレーニングを行っていれば、犬は知らない場所や人にもすぐに慣れることができます。
社会化は生後1年までの子犬、特に生後半年までの「社会化期」と呼ばれる時期に行うと効果的ですが、成犬の場合は時間がかかる可能性が高いです。
早く慣れさせようと飼い主が無理強いすると逆効果になることもあるので、愛犬のペースに合わせて焦らず行いましょう。様子を見ながら短時間のお出かけをしたり、他の犬と触れ合う機会を作ってください。難しい場合はドッグトレーナーに相談するのもオススメですよ。
身の回りのものは怖くないと愛犬に理解させ、慣れさせることが克服への第一歩です。
まとめ
気が弱い犬の特徴をご紹介しましたが、愛犬に当てはまる特徴はありましたか?
「気が弱い性格=ダメ」ということはありませんが、社会性を身につけ落ち着いていられるほうが犬はストレス少なく過ごすことができます。愛犬の個性も尊重しつつ、少しずつ色々な環境に慣らしてあげると良いかもしれませんね。
気が弱くても楽しく元気に過ごせるように、飼い主が配慮してあげるようにしましょう。