犬は賢くてもちょっとおバカでもかわいくて愛おしい♡
犬には「賢いわね〜」と言われる子もいれば、「うちの子、ちょっとおバカかも?」なんて思われる子もいます。どちらもそれぞれの良いところ、かわいい一面があり愛おしく感じますよね!
よく「賢い」「おバカ」と形容される犬たちですが、この2つの特徴はあくまで人間視点の見方でしかありません。「おバカ」と言われているわんこも、実は「こうすれば飼い主が笑ってくれる」と考えた上で行動している可能性も大いにあります。
したがって、犬たちのある一面を見て「賢い」「おバカ」と決めつけることはできず、実際は人間側の都合でしかありません。
『賢い犬』と『おバカな犬』5つの違いとは?
一般的に言われる『賢い犬』と『おバカな犬』はあくまで人間都合の見方ではあります。しかし、この特徴を持つ犬たちは、いったいどのような違いを見てこのように考えられているのでしょうか。
1.指示と状況を結びつけて学習する能力
犬は飼い主をはじめとした人間の指示や発する言葉、そしてその時の状況を結びつけて意味を理解していると考えられています。
トレーニングにおいても状況と飼い主の指示を結びつけて学習し、徐々にコマンドややっていいこと悪いことを学んでいきます。
指示と状況を結びつけて学習する能力が高いと感じる行動を取れば『賢い犬』、あまり結びつけて考えることが得意ではないと思われると、『おバカな犬』と認識されることが多い印象です。
2.繰り返し学習の習得期間
しつけやトレーニングは繰り返し学習を行うことで、徐々に正解を導き出します。この繰り返し学習の習得期間が短ければ『賢い犬』、なかなか習得できないと『おバカな犬』と言われることが多いようです。
しかし、犬によって得意なこと不得意なことは異なります。学習と言ってもさまざまな内容があり、内容によって「こちらは習得が早かったけれど、こちらは遅い」ということもあるでしょう。そのため、一概に1つのトレーニング内容を見て賢さを決めることはできません。
3.状況を見て自ら予測し行動する能力
犬は全体的に賢い動物なので、状況を見て自ら予測し行動する能力を持ち合わせています。これは過去の経験則から「このような状況では、このように行動することで、こうなるだろう」という大まかな過程を予測しているのです。
この能力が長けていれば長けているほど、学習スピードや考える力も優れていると言えるため、「この子は賢い」と『賢い犬』と認められる1つの目安となることが多いです。
4.社交性の有無
人間の視点で考えた時、社交性が高く多くの犬や人と温厚に交流できる犬を見て、「賢い子ね」「いい子ね」と言われることが多々あります。そのため、一般的には社交性の有無も『賢い犬』と『おバカな犬』の違いに含まれているのでしょう。
しかし本来は、犬が見知らぬ人や犬に対して警戒心を持つことは不自然なことではありません。むしろ警戒心を持ち慎重に行動しているという意味では「賢い」と言えます。
したがって人懐っこいから賢い、警戒心が強いからおバカな犬と決めつけるのは、あまりに短絡的だと思う方も多いでしょう。
5.表情や行動から感情を読み取る能力
長く人間と共存してきた犬には、人間の表情や行動、声のトーンから感情を読み取る能力が養われています。飼い主や家族の感情を察することでその後、自分が最善だと思う行動をとる犬もいるほどです。
このように表情や行動から感情を読み取り、飼い主の心に寄り添うような行動をする犬は「賢いね」と言われることが多いです。反対に空気を読まず、落ち込んでいる飼い主に陽気な態度で接する犬は、「おバカだなぁ〜」とクスッと笑わせてくれることも。
しかし、この行動も実はあえて陽気に接している可能性も否めないので、犬たちの本当の賢さを見極める要素としては、ほんの一部の参考程度に捉えるべきでしょう。
まとめ
いかがでしたか。一般的に『賢い犬』と『おバカな犬』の違いとして参考にされる要素をご紹介しましたが、あくまで人間目線の見方であり、なおかつ犬たちの真意はわからないところです。
どちらにせよ全ての犬は時にはユニークに、時には私たちを驚かせるような行動を見せてくれます。最終的には「我が子が一番!」に決着する飼い主さんが大半でしょう。ぜひ愛犬が持つ個性を大切に愛してあげてくださいね!