なぜ?愛犬が飼い主の布団に入りたがる理由
皆さんの愛犬は布団に入りたがったり、あるいは勝手に入っていたりすることはありませんか。なぜ犬たちは飼い主の布団に入りたがるのでしょうか。ここでは、考えられる理由を紹介します。
1.飼い主と一緒なら安心して眠れるから
飼い主が布団に入っている時に布団の中に入ってくる場合は、「飼い主さんと一緒に寝たい」という気持ちから布団に好んで入ってくるのでしょう。
犬にとって飼い主は信頼できる存在です。そのため、一緒なら安心して眠れると本能的に理解しています。安心して眠るためにも、大好きで頼れる飼い主さんと一緒にいたいという気持ちが働いているのです。
2.飼い主の匂いが染み付いているから
飼い主が普段使っている布団には、飼い主の匂いが染み付いています。洗濯をしても嗅覚の鋭い犬には感じ取れると言われています。
飼い主の匂いは犬にとって安心材料の1つでもあります。飼い主の匂いを感じることで安心感を覚えたり幸福感を覚えたりと、犬にとっては良いことばかりなので、飼い主の匂いに包まれる布団の中に好んで入っているのかもしれません。
3.布団がふかふかで寝心地が良いから
一度布団のふかふかとした心地よい感触を覚えてしまったことで、それ以降、好んで布団を使うようになった…という話はとても多く耳にします。
やはり犬用のベッドより布団の方がふかふかしていて寝心地が良いため、そのことを学習してしまったのでしょう。
中には「飼い主が寝室へ行ったらすでに布団の中に入っていた…」なんてエピソードを持つご家庭も!
4.布団の中は狭く薄暗くて居心地が良いから
布団の中に潜り込むと狭く薄暗い環境になっています。犬にとって狭く薄暗い環境は安心感を覚える場所なので、安心して眠れる場所として適しているのです。
また圧迫されることもなくフワッと体にかかり、守ってくれるような環境も好ましいのでしょう。このような理由から、眠る時以外も布団の中に入りたがる犬もいるようです。
5.寒くなってきたため防寒対策している
肌寒い時期になると布団に入ってくるという犬の場合は、防寒対策として布団を活用している可能性も考えられます。とても賢いですよね!
人間も肌寒くなってくると薄手の毛布を取り出すように、犬も寒さを感じることで「そろそろ布団に入る時期かな…」と考えつくのかもしれません。
犬と飼い主が同じ布団で眠る際の注意点
犬と飼い主が同じ布団で眠ることは、最近では以前ほどダメなこととして指摘されることは少なくなりました。しかし、やはり衛生面の問題や犬の安全面に配慮することは重要です。
- 飼い主が踏んだり蹴ったりしないように配慮する
- ベッドの上から転落しないようガードなどを取り付ける
- 眠っている間に口などを舐められないよう注意する
- 使った布団やシーツはなるべく頻繁に洗濯する
愛犬と一緒に布団に入る場合は以上の注意点に配慮し、安全性を確保しておきましょう。例えばベッドにガードをつけたり、ベッドの下にクッションマットを敷いておくなどの対策しておくと、落下防止や転落時に体を強打せずに済みます。
また、犬は人間が持っていない細菌を皮膚に付着させていることがあります。細菌感染を防ぐためにも、口を舐められないよう気をつけたり、布団を定期的に洗濯するようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか。愛犬が飼い主の布団に入りたがる理由を知ると、その行動がより可愛く思えてきますよね。
ただし、一緒に寝るためには飼い主、愛犬ともに安全を確保しなければなりません。最後の注意点をよく理解し、配慮した上で寝室環境を整えましょう。