犬が顔を背ける4つの理由はネガティブなサイン
犬が顔を背ける4つの理由からまずは先にお教えします。
- やめてほしい
- 放っておいてほしい
- 敵意はない
- 落ち着いてほしい
お気づきかもしれませんが、いずれも決してポジティブな意味ではなく不快や緊張といったネガティブな要素が大きいサインです。
そして多くの飼い主さんはこれを決してポジティブな意味ではないだろうと感じているにも関わらず、可愛いという理由でそのサインを無視してしまいがちです。
犬が顔を背けたらその場で距離をあけて見ない近づかない
犬が顔を背けたらその場ですぐに距離を離す、見ない、近づかない、ということを徹底しましょう。
どのような様子かを観察するために軽く見るということはしますが、凝視をするように見るのはNGです。
また、近づいたことで顔を背けたのであれば距離を離し、それ以上近づかないということも徹底します。
それによって犬が顔を背けるのをやめたら、距離などその状態を維持し犬が安心できるようにします。
このサインを無視し続けて凝視したり、近づいたり、触り続けたり、といったことをすると犬はさらにストレスを感じ多くのサインを示します。
時にはこれまでの経験からすぐに攻撃した方が早いと学習している子もいるため、その場合攻撃行動を示すことも少なくありません。
そうなってしまうと人間も犬も不幸になるだけですので、絶対にサインを無視しないようにしてください。
犬と心の距離を縮める方法は無理強いをしないこと
犬と仲良くなりたい気持ちから顔を背けても可愛い可愛いと構ってしまいがちですが、もし本当に仲良くなりたい心の距離を近づけたいと思っているならすぐにそれはやめましょう。
想像してみてほしいのですが、初めて出会った見知らぬ人が「あなた可愛いね!かっこいいね!仲良くしようよ!」なんて言いながら近づいてきたらどうですか?
その時点であなたも犬と同じように顔を逸らしたり、どうにか距離を取ろうとしたりしませんか?
仮に本当に初めて出会ったその人があなたに好意をもっていた場合、あなたが嫌がっているということにすぐ気付き謝罪をして、すぐに離れることをしてくれたならどうでしょう?
少なくとも最初の印象はびっくりしますし気持ちのいいものではありませんが、その後の対応がどうかで不快感の差はかなり違うと思います。
その後何度も偶然会うことがあっても決して距離を詰めてきたりせず、あなたを怖がらせないように接する努力をしていたら「悪い人ではないのかもしれない」と思うのではないでしょうか。
犬も同じでそうやって自分のサインに気づき、適切な対応をしてくれる人だとわかれば徐々に犬の方から距離を縮めてくれます。
犬と心の距離を縮めたいのであれば決して無理強いをするのではなく、犬の気持ちを最優先にして接さないように接するといった形をとるようにしましょう。
まとめ
- やめてほしい
- 放っておいてほしい
- 敵意はない
- 落ち着いてほしい
このように、犬が顔を背ける4つの理由はいずれもポジティブなものではありません。
無理強いをすればそれだけ犬とは仲良くなれませんし、最悪犬に攻撃行動を取らせてしまう危険性もあります。
双方が心を近づけて仲良くなるためにも、犬が示すサインを無視しないであげてください。