犬が『尊敬』している人に見せるサイン
犬は尊敬している人にサインを出しています。普段何気なく過ごしている中で愛犬が見せる仕草や行動に隠れているのです。
今回は、犬が尊敬している人に見せるサインについて解説しますので、ぜひチェックして愛犬のサインに応えてあげましょう。
1.名前を呼ぶとすぐに反応する
飼い主さんが愛犬の名前を呼ぶとすぐに反応を示すのは、信頼関係が築けている証です。これは、飼い主さんのことをリーダーと認識している尊敬からくる行動です。
すぐに駆け寄ってくる子もいれば、顔だけこちらを見る子など犬によって反応は様々です。中には耳だけ動かして「聞こえているよ」とアピールするだけの犬もいます。
もし反応が薄くても、何かしらのサインを見せていれば愛犬に尊敬されている証拠です。
2.指示に従う
しつけとして「待て」「おすわり」「おいで」などのコマンドをトレーニングする飼い主さんは多いと思います。
愛犬はあなたの指示に従いますか。家族の中でも、愛犬へのコマンドが無視されてしまう方もいるかもしれません。
尊敬できない人は、犬にとって警戒すべき対象となるので、指示に従わないのです。反対に、尊敬し、リーダーと認めている人の言うことは従うべきと犬は判断します。わたしたち人間も、尊敬していない人の指示には従いたくないですよね。犬も同じなのです。
3.からだのどの部位でも触らせてくれる
犬は耳や手足、しっぽの先など敏感な部分を触られるのがあまり得意ではありません。初対面の人が触ることはもちろん、ある程度の関係性があっても嫌がる犬は多いです。
これらの部分を抵抗なく触らせてくれるようであれば愛犬に尊敬されている証です。尊敬している人には「この人は無理に嫌なことをしない」と理解しています。
歯磨きやブラッシングをさせてくれるのもこのような心理からくるものです。
4.その人を観察し寄り添う
尊敬している人の行動を観察したり、近くにいたいと寄り添う犬は多いです。愛犬とよく目が合う飼い主さんもいると思います。
これは、愛犬が「今何をしているのかな?」「話しかけてくれるかな?」と常に飼い主さんの行動を観察し、指示があれば応えたいという思いからくるものです。
散歩中にチラチラと飼い主さんを見てくる犬も多いでしょう。「楽しいな!」という嬉しい感情の他に、尊敬している飼い主さんの指示にすぐに応えられるよう表情や行動をよく観察しているのです。
5.知らない人や犬から守ろうとする
犬は知らない人や犬から、一生懸命飼い主さんを守ろうとする行動をとることがあります。仲間や尊敬しているリーダーを危険から守る野生時代の習性からくる行動です。
中には飛びかかったり吠えたりしてしまうこともあり、今では問題行動とされてしまいますが、実は本能からくる自然な行為なのです。
威嚇する行動に出なくとも飼い主さんと相手の間に割り込むように入ったり、飼い主さんの足元で相手をジッと見つめる行動も「何かあったら守らなきゃ!」という尊敬からくる勇敢な意思の表れと言えます。
6.首をかしげる
愛犬に話しかけた時に首をかしげる仕草をすることがあると思います。これは「ご主人は何を言っているんだろう?」と飼い主さんの方に耳を傾けてちゃんと聞き取りたいと努力している姿です。
この仕草も尊敬している人によく見せる行為です。大好きで信頼している相手が何を言っているのか理解したいと思うのは自然なことですよね。苦手な人や興味のない人にはあまり見せない仕草です。
まとめ
今回は、犬が尊敬している人に見せるサインについてご紹介しました。愛犬がよく見せるサインはあったでしょうか。
飼い主さんのことを大好きな愛犬は多いと思いますが、愛情と尊敬は異なる感情です。尊敬の気持ちがあればこそ、しつけやトレーニングが上手く行えますし、ともに社会生活を送るうえで信頼関係は欠かせません。
この記事で紹介したサインが見られるときは、ぜひ愛犬の気持ちに応えてあげてくださいね。普段の生活の中で愛犬の行動を注意深く見ることをおすすめします。