大変な理由は?『飼うのが難しすぎる犬種』5選
犬種によっては「しつけが難しく難易度が高い」「環境に適していないため飼うのが難しい」と言われている犬種も多く存在します。そこで今回は、一般的に「飼うのが難しすぎる」と言われている犬種とその理由を紹介します。
これから迎えようと検討している方は再度、自分で最期までお世話し続けることができるかどうか考えてみましょう。
1.シベリアンハスキー
日本でも大型犬の中で人気の高いシベリアンハスキーは、さまざまな面で飼うのが難しいと言われることの多い犬種です。
シベリアンハスキーはソリを引く犬種として活躍する犬なので、豊富なスタミナを有しています。そのため、1回1時間半程度の散歩を毎日朝晩2回、他にも体力を消費するような運動が必要となります。
また、寒い地域で生まれたシベリアンハスキーにとって、日本の夏は非常に過酷です。散歩時間帯を配慮することはもちろん、室内でも直射日光が入らないよう工夫したり、湿度・室温の調節を常時に行うことが求められます。
2.ビーグル
スヌーピーのモデルとなった犬としても人気の高いビーグルは、猟犬の特性を遺伝的に受け継いでいるため、噛み癖や吠え癖が目立つ犬種としても知られています。
活発で明るい性格が魅力的な犬種ですが、その反面イタズラ好きなところもしつけがきちんとできていなければ、大きな問題行動に発展しかねません。
部屋の中を荒らしてしまったり、些細な物音に対して激しく吠えてしまったりとご近所トラブルの原因にもなりやすいため、早い段階で吠え癖や問題行動の改善を徹底する必要があります。
3.ジャックラッセルテリア
小型犬のジャックラッセルテリアは、その小さな体格からは想像できないほどパワーを有する犬種です。1日の散歩は中型犬〜大型犬と同等の量を必要とし、運動不足に陥ると問題行動につながります。
ビーグルと同じくヤンチャで活発、さらに吠え癖が根強く受け継がれている傾向のある犬種なので、早い段階で問題行動全般のしつけを徹底する必要があります。
また頑固で気が強い面もあるため、その性格ゆえにしつけの仕方に悩まされる飼い主さんも多い犬種です。
4.秋田犬
日本犬の代表格とも言える秋田犬は、頑固で気が強い犬種として有名です。飼い主として認めた相手には忠実で従順な姿を見せますが、信頼関係がきちんと築けていないと凶暴化する恐れもあります。
基本的に家族として認識している人以外に懐くことはなく警戒心も強いため、他人や他の犬に対して吠えたり唸ったり、時には攻撃的な姿勢を見せることもあります。
パワーのある犬種でもあるため社交面でトラブルを起こさないよう、しっかり飼い主がコントロールできるように日頃からしつけやトレーニングを徹底する必要があります。自治体によっては、特定犬として飼育条件を定めているところもあります。
5.ボーダーコリー
犬の中でも最も知能の高い犬種と言われているボーダーコリーも、飼うのが難しい犬種として知られています。「賢い犬は飼いやすいのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、賢すぎるがゆえの難しさもあるのです。
ボーダーコリーは非常に賢く、自ら考えて行動することのできる犬種です。そのため、普段の飼い主の行動などを観察し、飼い主が想像している遥か上を行く行動を見せることがあります。
きちんと信頼関係が築けていれば最高のパートナーになりますが、関係が築けていないと悪知恵を働かせてあらゆるイタズラや問題行動、攻撃行為を頻発する恐れがあります。
自分だけではしつけを完璧に行えないと自覚がある場合は、迷わずプロのドッグトレーナーさんを頼り、一緒にトレーニングに励むことをオススメします。
まとめ
いかがでしたか。飼うのが難しい犬種は、それぞれ遺伝的に受け継がれている犬種の特徴が関係しています。正しく信頼関係を築き、しっかりしつけを行うことで、最高のパートナーになる犬種たちばかりですが、間違えると手に負えなくなる危険性も…。
これから迎えるという方は、近くのドッグスクールの利用も視野に入れておきましょう。