犬にとっての幸せとは?
愛犬の嬉しそうな表情や楽しそうにしている仕草を見ると、飼い主さんも幸せな気持ちになりますよね。
犬にとっての「幸せ」とは、大好きな飼い主さんと時間を共に過ごすこと。たくさんのコミュニケーションを重ね信頼関係を築くことができた愛犬にとって、飼い主さんの存在は母犬であり群れの仲間のようなものです。
もともと群れの仲間達と生活し行動を共にしていた犬にとって、ひとりで過ごす時間は決して嬉しいものではありません。愛犬は飼い主さんと一緒にいられるだけでも「嬉しい」と感じてくれているはず。
そんな飼い主さんとの日々の生活の中で、特に「幸せ」と感じる瞬間はどんな時でどんな思いを抱いているのでしょうか。
愛犬が幸せを感じる3つの瞬間
1.お散歩
お散歩が大好きで飼い主さんがリードを手に持ったとたんに、目をキラキラと輝かせるように喜んでくれる犬も少なくないと思います。犬が一日の時間の中で、ご飯と同じくらい幸せを感じる瞬間が「お散歩」でしょう。
犬にとってのお散歩は体の健康を維持するだけでなく、心を健やかに保つためにも大切なもの。お散歩は運動能力を維持するだけでなく、屋外の空気や風、音や気温を感じ、様々なニオイを嗅ぐことで好奇心を満たします。
そうすることがストレス発散や気分転換にも繋がるのです。屋外の刺激が脳神経を活性化する効果もあるため認知症予防の期待も出来ます。
毎日のお散歩は同じコースを黙々と歩くのではなく、時々愛犬の名前を呼ぶなどして声をかけてアイコンタクトをとってみて下さい。
また公園などで「マテ」や「オスワリ」などのトレーニングをして上手に出来たらしっかり褒めてオヤツも与えましょう。そうすることでお散歩は更に楽しいものになりますし、なにより愛犬と飼い主さんの絆を深まるはずです。
2.ご飯
犬も人間と同じく「食べることは生きること」。生き物にとって食欲は生きていくために、もっとも当たり前の欲求であるとともに「美味しい」と感じることで心が満たされるものです。
一日のメインイベントのように、飼い主さんが用意してくれたご飯を美味しそうに喜んで食べてくれる犬は多いはずです。
食べることを「幸せ」と感じるのは、犬にとってごく自然な本能ではありますが、犬は飼い主さんとの関係性にしっかりと絆を感じることが出来る生き物です。
飼い主さんが用意してくれたご飯に愛情を感じ、「幸せ」な気分になっている可能性もあります。美味しそうに食べる愛犬を見て喜んでくれる飼い主さんの姿が愛犬自身も嬉しいのです。
毎日与えているご飯が愛犬の健康を作ってくれます。年齢や健康状態に合わせてバランスの良い食事を与えてあげましょう。
3.コミュニケーションの時間
愛犬とはどんなコミュニケーションをとっていますか?ご自宅で愛犬と同じ空間で過ごす時間は長くても、四六時中愛犬と遊んでいるわけにはいきませんよね。
愛犬にとって自身の存在をしっかりと意識してもらえている「飼い主さんとのコミュニケーションの時間」は、幸せを感じる瞬間のひとつになります。
なかでもスキンシップやマッサージは大好きな犬が多いです。愛犬自身では掻くことが出来ない部位を触ってもらったり、首や背中など優しくマッサージしてもらえるのはとても気持ちの良いもの。
信頼している飼い主さんであれば、優しく撫でてもらえるだけでも「幸せ」と感じ安心感を得てくれているはず。
毎日のコミュニケーションタイムは愛犬との信頼関係を築くだけでなく、体の様々な部位を優しく撫でるだけで、被毛や皮膚の異常にいち早く気づくことが出来ます。結果的に健康管理にも繋がるので、できるだけ毎日少しの時間でも愛犬に触れてあげましょう。
なかなか時間が作れない時は話しかけるだけでも「無視されているわけではない」と理解してくれるので寂しさが軽減されます。愛犬が寂しい気持ちにならないようにたくさん声をかけてあげましょうね。
まとめ
愛犬にとっての幸せは飼い主さんとの関係性が大きく影響してきます。毎日しっかりお散歩していてもご飯を用意してあげていても、飼い主さんも一緒に楽しもうという気持や愛情がこもっていなければ愛犬は寂しくなってしまいます。
24時間いつでも愛犬のことを考えているのは無理ですが、「家族」として愛情のこもった接し方をしていきましょう。