犬を不機嫌にさせる「人の行動」
愛犬が可愛いあまり、ついちょっかいを掛けてしまうこともあるのではないでしょうか。しかしそのような飼い主の何気ない行動が、実は犬を不機嫌にさせている場合があります。
そこで今回は、自分の行動のせいで愛犬を不機嫌にさせないように、『犬を不機嫌にさせる人の行動』について解説します。
1.飼い主の都合や気分でお散歩に行かない
飼い主の都合や気分でお散歩に行かないのは、犬を不機嫌にさせる人の行動です。
1日のほとんどを自宅の室内でお留守番している犬にとって、何よりもお散歩を楽しみにしているのではないでしょうか。
「外に出たい」「においを嗅ぎたい」「体を動かしたい」「お友達に会いたい」など、犬だって家の中でばかり過ごしていると、体調を悪くすることがあります。心を病んでしまうことがあります。
飼い主には仕事もあります。友達もいます。趣味のために自由に外に出ることもできますし、仲間と一緒に食事をしたり、遊んだりすることもできます。
しかし、犬には飼い主しかいません。飼い主が一緒でなければ、外に出ることもできません。ひとりではお散歩に行くこともできません。
都合や気分でお散歩に行かないなど、犬の楽しみを奪ってしまうのは、犬を不機嫌にさせる人の行動です。
2.「おやつ」と言って犬の反応を楽しむ
おやつをあげる気はないのに「おやつ」と言って犬の反応を楽しむのは、犬を不機嫌にさせる人の行動です。
おやつと言うと、犬は大袈裟に反応を見せてくれます。寝ていた犬が飛び起きることもありますし、背筋をピンッと伸ばすようにおすわりをする犬もいます。
嬉しくて大興奮する犬もいますし、勝手に芸をして見せてくれる犬もいます。その姿を動画に撮ってSNSに投稿することを目的に、わざと「おやつ」と言っていませんか?
「おやつ」と言って犬の反応を楽しんでいると、犬を不機嫌にさせてしまいます。あなたの楽しみに付き合ってくれたのであれば、その言葉の通り、おやつを与えた方がよいのではないでしょうか。
3.何度もおもちゃを投げるフリをする
何度もおもちゃを投げるフリをするのは、犬を不機嫌にさせる人の行動です。
犬はおもちゃを投げてもらったと思い、追いかけるために走り出します。しかし、その先におもちゃは落ちていません。必死に探し回ります。その姿が可愛く、面白く感じられてしまうかもしれません。
おもちゃを投げるフリを1度や2度するくらいであれば、犬も遊びとして楽しんでくれることがあります。しかし、何度も繰り返していると、からかわれていると感じ、楽しくなくなってしまいます。
「もうこの人とは遊ばないぞ!」と不機嫌になり、嫌われてしまうことだってあると思います。犬は一緒に遊んでくれて、楽しませてくれる人を好きだからです。
遊び方を工夫することは大事なことですが、何度もおもちゃを投げるフリをして、犬を不機嫌にさせることはやめましょう。
4.目の前で他の犬を可愛がる
目の前で他の犬を可愛がるのは、犬を不機嫌にさせる人の行動です。
犬見知りをすることが一切なく、社交的な犬なのであれば、不機嫌になりにくい場合もあります。
犬見知りをし、飼い主への独占欲や依存心が高い犬なのであれば、間違いなく不機嫌になります。嫉妬し、他の犬に対して攻撃的になってしまうこともあります。
目の前で他の犬を可愛がる飼い主の姿を見た時の愛犬の表情は、険しかったり、無表情だったり、決して可愛い表情ではないと思います。
普段から寂しがり屋で甘えん坊な犬の目の前で他の犬を可愛がると、犬を不機嫌にさせてしまいやすいです。
まとめ
犬を不機嫌にさせる人の行動を4つ解説しました。
- 飼い主の都合や気分でお散歩に行かない
- 「おやつ」と言って犬の反応を楽しむ
- 何度もおもちゃを投げるフリをする
- 目の前で他の犬を可愛がる
愛犬を不機嫌にさせるような行動、あなたはしていませんか?
ついからかいたくなってしまうほど可愛いのは分かりますが、犬が受けるストレスは想像以上に大きいものです。
愛犬を、不機嫌ではなく、幸せな気持ちにしてあげてくださいね♡