犬が散歩中に歩かなくなる理由
犬が大好きな散歩にでかけても、なぜか突然歩かなくなることがあります。そこにはさまざまな理由が考えられますが、どうせなら楽しく歩き続けてほしいですよね。
そこで今回は、犬が散歩中に歩かなくなる理由について解説します。あわせて楽しく歩いてもらうために試したい工夫やコツも解説しますので、ぜひ確認してみてくださいね。
1.歩き疲れたから
犬が散歩中に歩かなくなるのは、歩き疲れたからです。
行きは猛ダッシュしていても、だんだんとスピードが落ち、やがてトボトボ歩くようになり、急に歩かなくなる…。まさに「犬の散歩中あるある」なのではないでしょうか。
気温が高い時、湿度が高い時に散歩をすると、とくに犬は疲れやすくなるようです。激しいパンティングとまではいかないかもしれませんが、呼吸が荒くなっていることがあります。
楽しく歩いてもらうために試したい工夫やコツは、散歩の合間に休憩をはさむことです。安全な場所に立ち寄って、しばらく休んだ後、「行こうか？」と優しく声をかけてみてください。
2.飼い主の気を惹きたい
犬が散歩中に歩かなくなるのは、飼い主の気を惹きたいからです。
犬が歩かなくなれば、犬の方を見ますよね。「どうしたの？」と声をかけますよね。自分にもっと注目してもらいたくて、気にかけてほしくて、わざと歩かなくなることがあります。
楽しく歩いてもらうために試したい工夫やコツは、声をかけながら、会話をしながら、たまにアイコンタクトしながら散歩することです。
「猫ちゃんいるね」「雨降るかなぁ…」「暑くない？（寒くない？）」「○○ちゃん（犬ともだち）の家に寄ってみる？」「そろそろ帰る？」などが、私がよく愛犬たちにかける言葉です。あなたは愛犬にどんな言葉をかけながら、愛犬とどんな会話をしながら散歩しているでしょうか。
3.「そっちには行きたくない！」と主張したいから
犬が散歩中に歩かなくなるのは、「そっちには行きたくない！」と主張したいからです。
その理由はいくつかあり、「道沿いに苦手な犬がいる家がある」「嫌なニオイや音がする」「怖い体験をしたことがある」「帰り道だから」など、さまざまです。
しかし、「そっちには行きたくない！」と主張して歩かなくなる時、別の方へ飼い主が歩き出せば犬もまた歩き出す、というのが特徴です。
楽しく歩いてもらうために試したい工夫やコツは、なぜ犬が「そっち」へは行きたくないのか、原因や理由を知ることが第一歩です。
どうしてもそちらへ行かなければならない理由がなく、不安や恐怖が歩かなくなる理由なのであれば、散歩コースを改善してみてはいかがでしょうか。
4.排泄を済ませたから
犬が散歩中に歩かなくなるのは、排泄を済ませたからです。
運動をするためではなく、排泄をするためだけに外に出る、という犬がいます。排泄が済んでしまえば、すぐ家の方へ引き返そうとする犬がいます。
庭に出て自由に運動をすることができる環境なのかもしれません。室内で遊びながら自然と十分に体を動かすことができているのかもしれません。
飼い主の時間の都合上、排泄を済ませたら帰る、ということが習慣になっている場合もあるのではないでしょうか。
楽しく歩いてもらうために試したい工夫やコツは、外に散歩に行きたくなるような楽しみを作ってあげることです。
- ドッグランまで行ってノーリードで自由に遊ばせてもらえる
- お友達犬に会える
- 色んなニオイを好きなだけ嗅ぐことができる
- 毎日違う散歩コースを歩くことができる
外を歩くことの楽しみをひとつでも作ってあげることで、運動不足にならない程度の歩く時間を確保してあげることができると思います。
5.心疾患の疑いがある
犬が散歩中に歩かなくなる理由として注意したいのが、心疾患の疑いがある、ということです。
シニア犬になると、心疾患が増えます。心肥大や心不全が起こりやすくなります。歩くスピードが落ちた、途中で歩かなくなることがよくある、散歩中すぐに呼吸が荒くなるなどの症状が見られます。
普段の健康診断（血液検査）だけでは分かりません。シニア犬になる頃から心疾患の検査も追加してみることをおすすめします。
老犬になっても、楽しく歩いてもらうために必要不可欠なことだと思います。
まとめ
犬が散歩中に歩かなくなる理由を5つ解説しました。
- 歩き疲れたから
- 飼い主の気を惹きたい
- そっちには行きたくない！と主張したいから
- 排泄を済ませたから
- 心疾患の疑いがある
我が家にも散歩中に歩かなくなる子がいます。12歳の心不全持ちです。無理をさせないように抱っこしますが、抱っこしてもしなくても、毎日朝晩、同じコースを歩くようにしています。
愛犬に合った工夫や対処ができることが大切だと思いますので、まずは歩かなくなる理由と愛犬の気持ちを第一に考えてあげてくださいね。
