犬がおとなしくしている時の心理
普段は活発で大はしゃぎする犬にも、おとなしくしている時がありますよね。
飼い主としては、おとなしくしてくれていることに安心できる気持ちもありますし、(何で今日はおとなしいのかな?体調が悪いのかな?)と、心配に思う気持ちもあるのではないでしょうか。
おとなしくしている時の犬は何を考えているのか、大はしゃぎしている時との違いは何のかを解説しますので、愛犬の心や体の変化にも注意してみてください。
1.何だか体が重いな…
犬がおとなしくしている時、何だか体が重いな…という気持ちでいることがあります。
昨日の出来事を思い出してみてください。体力を使い切るような出来事があったのではないでしょうか。
- トリミングサロンに行った
- ドッグランでお友達と遊んだ
- 日帰り旅行をした
- 車に乗って長距離移動をした
何だか体が重いな…という気持ちでいるのは、昨日の疲れが残っているからなのではないかと思います。おそらく、昨日は嬉しさや緊張や興奮から大はしゃぎしたのではないでしょうか。
楽しくて満足した気持ちや、心地のいい体の疲れなのであればよいのですが、ごはんを食べ残したり、全く食べることができなかったりする時は、注意して体調の変化を見てあげてください。
2.今日は遊びたい気分ではない
犬がおとなしくしている時、今日は遊びたい気分ではない、という気持ちでいることがあります。
飼い主がおもちゃを持って遊びに誘うと、大はしゃぎでのってくれることがほとんどですよね。まるで昨日の犬とは別の犬かのようにおとなしくしているのは、(今日は気分じゃない)というだけです。
高齢になると、あまりおもちゃや遊びには興味を示さなくなってしまいます。大はしゃぎで遊ぶこともあれば、ただおとなしく1日を過ごしたいこともあるのです。
子犬や成犬にも同じようなことがあり、飼い主と一緒に遊びたい時は大はしゃぎし、ひとり遊びをしたい時はおとなしくしていることがあります。
3.満足でリラックスしている
犬がおとなしくしている時、満足でリラックスしている、という気持ちでいることがあります。
お散歩から帰宅してすぐに大はしゃぎするのは、まだ体力が有り余っているからかもしれません。まだお外で遊びたかったからかもしれません。
疲れてぐったりしているように見えることもありますが、満足でリラックスしているからだと思います。
帰宅後に大はしゃぎして困る時は、もう少しお散歩の時間や距離を延ばしたり、運動の強度を上げたり、ドッグランで自由に遊ばせるなど、体力を使い切れるような工夫をしてあげるとよいと思います。
4.何となく不調を感じている
犬がおとなしくしている時、何となく不調を感じている、という気持ちでいることがあります。
痛いというほどでもなく、苦しいというほどでもない。お腹が痛いわけでもないし、息苦しいわけでもない。ただ何となく不調を感じているという時は、大はしゃぎせず、おとなしくしていることがあります。
おやつと聞いても大はしゃぎしません。お散歩と聞いても何だか面倒くさそうにすることがあります。
夏場であれば、夏バテや冷房病かもしれません。冬場であれば、体が冷えすぎてしまい、体が強張っているのかもしれません。
強いストレスを感じている時、日頃のストレスが蓄積した時、心や体が緊張したり、自律神経が乱れたりし、不調を感じていることもあると思います。
まとめ
犬がおとなしくしている時の心理を4つ解説しました。
- 何だか体が重いな…
- 今日は遊びたい気分ではない
- 満足でリラックスしている
- 何となく不調を感じている
飼い主の帰宅を大はしゃぎで喜んでくれる愛犬が、急におとなしくしていると不安になりますよね。
しかし実際は、大はしゃぎする気分ではなかっただけ、などということもよくあります。
とはいえ、体調不良・怪我・病気などの可能性も全くないわけではありませんので、愛犬がただおとなしくしているだけではなく、異変を感じた時はすぐに動物病院で診てもらってくださいね。