️要注意!犬の愛情不足のサイン
1.ストレスサインが表れる
犬は元来群れで暮らし、仲間との調和を大切に生活してきた動物です。それだけに群れの仲間への思いやりは強いため、愛情不足による孤独感は大きなストレスになります。
犬がストレスを抱えているときに見られる行動として有名なのが「カーミングシグナル」です。これは犬が不安や恐怖を感じたときに、相手や自分を落ち着かせるためにとる行動で、一種のストレスサインとも言えます。
その中でも特に代表的なのが下記のような行動です。これらの行動が見られたら、愛情不足によるストレスを疑ってみましょう。
- 前足をしつこくペロペロ舐める
- あくびをする
- 首の辺りを執拗に掻く
- 自分のしっぽを追いかける
2.問題行動を起こす
愛情不足はストレスとなりますが、ストレスをどうにか発散させようとした結果、問題行動が引き起こされる場合もあります。
やたらと無駄吠えをするようになったり、お留守番中に部屋中のものを破壊したり、完璧だったはずのトイレの失敗が増えたり。飼い主さんから見ると「嫌がらせなの?」と感じるかもしれませんが、全ては愛に飢えているがため。
上記のようにストレス発散でやっている場合もあれば、ただただ飼い主さんの気を引きたくてやっている場合もあります。たとえ「叱られる」のであっても、無視をされるよりは構ってほしいというけなげな気持ちの表れなのです。
3.仮病を使う
愛情不足の犬が、飼い主さんの気を引くためにとる行動のもう1つが「仮病」です。「犬にそんなことができるの?」とびっくりするかもしれませんが、仮病を使う犬は決して少なくありません。
ごはんも食べずにうずくまって体調が悪そうにしていたり、足を引きずるようにして歩いていたりするため、心配になって慌てて動物病院に連れて行くと、「どこも悪くない、仮病でしょう」と診断された経験がある人もいるのではないでしょうか。
️愛情不足がもたらす悪影響
1.ストレスによる体調不良
愛情不足によるストレスは精神的なものだけにとどまらず、直接的に肉体面にも表れることがあります。下痢・嘔吐といった症状はその典型例です。
またカーミングシグナルで手足を舐め続けた結果、皮膚炎を発症してしまうこともあるので要注意です。
2.周囲とのトラブル
ストレスにより無駄吠えや破壊行動といった、問題行動が増えることがあるのはすでにご紹介した通りです。
これがエスカレートしてくると、無駄吠えが近隣まで響いて近所迷惑になったり、お散歩で出会う見知らぬ人にまで攻撃的になったりして、周囲とのトラブルに発展しかねません。
️愛情表現はまずスキンシップから♡
犬への愛情表現の方法はさまざまですが、まず忘れてはならないのがスキンシップです。頭を撫でる、体をマッサージする、ブラッシングなどのケアをする。触れ合うことでお互いの体温を感じれば、犬も安心することができます。
お散歩や遊びの時間を十分に確保することがもちろん最善ですが、難しい場合にはとにかくスキンシップの時間や機会を増やすだけでも、愛情不足を防ぐのに一定の効果があります。
️まとめ
いかがでしたでしょうか?犬は飼い主さんに対し、まっすぐな無償の愛を傾けてくれます。あなたはその愛にしっかり応えていますか?
日々の生活の忙しさや、犬がいる生活のマンネリで、愛を伝えることを忘れてしまっていないでしょうか。愛情不足が信頼関係にまで影響を与えないうちに、いつもの行動や態度を見直す必要がありますよ。