犬を飼うために必要なお金はどれくらい？小型〜大型犬までの目安や生涯で掛かる費用を徹底解説

『犬を飼うために必要なお金の目安と生涯費用』についてまとめました。初期費用・食費・医療費・トリミング費用などの目安と、犬1匹にかかる生涯費用を解説します。

更新日：2023年09月27日

犬を飼うために必要なお金の目安

抱っこされている垂れ耳の犬

犬を飼いたいけど、どれくらいのお金があればいいのか、途中で経済的に苦しくなったらどうしよう…と不安になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、犬を飼うための初期費用や年間費用、犬にかかる生涯費用や「小型犬」「中型犬」「大型犬」それぞれで掛かる費用などの目安を解説しますので、ぜひ参考になさってください。

狂犬病予防注射は、犬の飼い主の義務ですので、必ず受けさせるようにしましょう。

畜犬登録とは、犬を飼い始めたことをお住まいの市区町村へ申請する、という義務です。

混合ワクチンの接種は任意ですが、愛犬の命を守るために不可欠な予防医療です。ワクチンの種類によって、費用は異なりますので獣医師とご相談ください。

獣医師が推奨するドッグフードである場合の食費の目安は以下の通りです。

総合栄養食の中には、もっと安価なものもあります。

ただし、上記は健康であった場合の目安です。もし持病や病気などで療養食が必要となった場合、食費が倍になるような可能性もあることを覚えておく必要があります。

予防薬とチワワ

フィラリア症予防薬には、飲み薬タイプ・スポットタイプ・注射タイプなどがあります。動物病院によって、取り扱われている予防薬にも違いがあります。

予防薬によって効果が1カ月続くタイプもあれば、3カ月続くタイプなどさまざまなので、一か月でかかる費用は大きく変わることがあります。

予防薬のタイプや費用はかかりつけの獣医師に相談し、じっくり考えるとよいと思います。

愛犬の体が大きいほど費用は高くなりますが、犬種によっても費用が大きく変動することがあります。

（トリミング費用）

我が家では、中型犬の柴犬よりも、超小型犬で長毛種のポメラニアンの方がトリミング費用が高いです。

被毛のカットを必要としない場合、自宅でシャンプーをすることで、トリミング費用をゼロにすることが可能です。爪切りや耳掃除などのグルーミングも飼い主が行ってあげることで、費用がかかりません。

トイプードルやシーズーなどの被毛が延々に伸び続ける犬種である場合、毎月のトリミング（カット）が欠かせないため、少しでも費用を抑えるには、日々のブラッシングで毛玉を作らないことが大事です。毛玉の除去はトリミング代金に含まれず、別料金であることがほとんどです。

グルーミングのみ必要である場合、爪切り500円・耳掃除1000円・肛門絞り500円など、動物病院で予約なしで処置を受けることができます。

柴犬の老犬

一般的に『犬にかかる生涯費用は、最低でも300万円である』といわれています。さらに犬の生涯費用は増加傾向にあり、犬の健康寿命が延びていることが原因、といわれています。

また、シニア犬や老犬になると、通院や治療薬にかかる費用が増えます。余計に増やさないためには、年1回の健康診断を受けることです。

我が家にも毎日の治療薬が欠かせない老犬がいますが、年万3万円の費用がかかっています。症状が悪化すれば、費用は2倍にも3倍にもなるでしょう。

抱っこされている2匹の子犬

犬を飼うためには、意外なほどお金がかかりますし、怪我や病気など、思わぬ費用がかかることもあります。犬の医療費は本当に高いです。人間と同じ感覚ではいけません。

年齢を重ねるごとに飼育費用は増えます。体調を崩すことが増え、医療費が増えるからです。近場に専門医がなく、毎月の通院のために新幹線代がかかる、という飼い主もいます。

もしも飼いたいと考えている犬種がいるのであれば、事前にその犬種と暮らしている飼い主さんの話を聞いてみるのもよいと思います。