1.強く抱きしめる
愛犬が可愛いからといって、強く抱きしめるのはやめましょう。
人間同士はハグをすることで愛情を確かめ合うことができますが、犬は体を強く抱きしめられるのが大の苦手!
たとえ相手が大好きな飼い主さんでも、ギュッと抱きしめられると「やめてほしいなぁ…」とストレスに感じてしまいます。特に、後ろから抱きしめられると「怖い」と感じることが多いようです。
犬もスキンシップ自体は好きなので、撫でたりマッサージをしたり、抱きしめたい時は力を入れずに寄り添うようにハグすると良いでしょう。
2.長時間の写真撮影
愛犬の写真を撮る時に、時間をかけすぎるのはNGです。
近年SNSに愛犬の「映え写真」を載せる人が増えていますが、良い写真を撮ろうとするあまり犬に長時間ポージングをさせたり、動きづらい服を着せて撮影するのは犬にとって大きなストレスになります。
人間だと撮影に時間がかかっても「良い写真を撮りたい」「撮影されるのが好き」という気持ちで頑張ることができますが、犬にとって長時間の撮影は苦痛でしかありません。
写真を撮ること自体は愛犬とのコミュニケーションや思い出作りになる、SNSでの交流に役立つなどのメリットがあるので、短時間で撮影する、ご褒美をあげるなど犬に負担がかからないように配慮しながら行うようにしてください。
3.夜更かし
飼い主の夜更かしも犬は「やめてほしい」と思っている恐れがあります。
犬は飼い主が遅くまで起きていると、テレビの音や話し声、足音などが気になってぐっすり眠ることができません。
犬の睡眠時間は12時間~14時間ほど必要で、夜更かしが続き睡眠不足になるとストレスや免疫力が低下する原因となります。
ある程度なら飼い主のライフスタイルに合わせて生活できるといわれている犬ですが、愛犬が眠たそうにしていたら早めに寝るようにしてあげましょう。
また、家族でそれぞれ活動時間が異なるというご家庭の場合は、多少配慮が必要になります。
- 犬がぐっすり眠れる時間を作る
- クレートの中で静かに寝かせる
- 犬が過ごす部屋を分ける
このような対応で、愛犬の睡眠時間を確保するようにしましょう。
4.他の犬と無理やり遊ばせる
愛犬を無理に他の犬と触れ合わせるのはやめましょう。
「犬同士で仲良く遊んで欲しい」「犬友達を作ってあげたい」と考える飼い主さんもいるかもしれませんが、犬のなかには他の犬が苦手な犬もいます。
最初は怖がっていてもだんだん仲良くできるという場合も多いですが、ひとりで過ごすのが好きな犬や、どうしても他の犬が怖いという犬もいるので、無理強いするのはNGです。
他の犬と遊ぶことが愛犬にとって大きなストレスになっている様子なら、無理に触れ合わせる必要はありません。
社会化の訓練を行う時は、愛犬のペースに合わせて少しずつ根気よく行うようにしてください。
まとめ
飼い主さんが「良かれ」と思ってやっていることでも、犬からすると「やめてほしい」とストレスに感じていることは意外に多いです。
愛犬が嫌がっているかどうかは、表情や仕草を見て判断しましょう。目に白目の部分が多く見えている、体や顔を強張らせている、逃げようとするなどは愛犬からの「やめてほしい」というサインです。
これらのサインが見られたら、ストレスをかけないように配慮してあげましょう。愛犬の気持ちを第一に考えて行動してくださいね。