要注意!愛犬に勘違いさせてしまう行動
1.いつもより帰りが遅くなる
仕事や学校といった事情で、愛犬を一定時間お留守番させているという家庭は多いですよね。犬は時計を読むことはできませんが、驚くことにある意味では時計以上の正確さで、家族の帰宅時間を把握しています。
特に帰宅時間がいつもほぼ一定という場合には、いつもの帰宅時間近くになると「そろそろ帰ってくる時間だな」とお出迎えの準備をしているような子もいるほどです。
注意してほしいのは、まさに帰宅時間がいつもほぼ同じという生活パターンの人です。早かったり遅かったりするという場合にはあまり影響はないのですが、いつもほぼ同じ時間に帰る人の帰宅が突然遅くなると、犬は「もしかして、飼い主さんはもう帰ってこないのでは?」と不安に陥ってしまうことがあります。
2.初めての場所に預ける
愛犬とはできるだけ一緒にいたいけれど、旅行や出張、冠婚葬祭など、どうしても愛犬を同伴できない用事というものもありますよね。
そんなときには実家や友人宅、あるいはペットホテルなどに愛犬を預けるという機会も出てきますが、知らない場所に預けられるというのは、犬にとって大きなストレスです。
更に言えば「自分は飼い主さんに置き去りにされてしまったのかもしれない」と勘違いしてしまう場合もあります。
大切なのは事前・事後のケア
1.お留守番を短く感じさせる工夫を
もちろん一番良いのは「できるだけ早く帰る」ことですが、さまざまな理由でそれが許されないこともありますよね。帰宅時間が遅くなりそうなことがあらかじめわかっている場合には、せめて、お留守番時間を短く感じられるように工夫をして出かけましょう。
まずできるのは、お出かけ前にたくさん遊んであげること。たくさん遊んでクタクタになってしまえば、お留守番時間は寝ている間に終わってしまいます。
またひとり遊びができるおもちゃや、長持ちするおやつを与えて出かけるのも効果的です。愛犬が孤独を感じる暇がないように工夫してあげましょう。
2.預ける前には「慣らし」が必須
初めての場所に愛犬を預けるときには、事前に「慣らし」をしておくと安心できます。
本番前に短時間だけ預けてみることで、場所そのものやお世話をしてくれる人に慣れることができるのはもちろんですが、それよりも大切なのは「飼い主さんが迎えに来てくれた」という体験をさせること。
一度その体験をしておくことで犬は「ここはちゃんとお迎えに来てもらえる場所なんだ」と認識し、「捨てられてしまった」と勘違いすることもなくなります。
3.ペット見守りカメラを上手に利用
長時間のお留守番やお預けの場合、ペット見守りカメラを上手に活用するのも1つの方法です。近年ではカメラを通してペットに話しかけることができる機能や、おやつやごはんを与える機能がついているものも発売されています。
実際のスキンシップほどの効果はもちろん得られないかもしれませんが、それらを利用することで、不安で寂しい愛犬の心を少しでもケアできる可能性は十分にあります。
4.愛情をたっぷり伝える
犬が「捨てられてしまった」と勘違いしてしまうかどうかは、極論を言えば飼い主さんとの信頼関係が全てです。
飼い主さんとの絆が揺らぎないものであれば、犬は「どこであろうと飼い主さんは必ず迎えに来てくれる」「飼い主さんが自分を捨てるなんてありえない」と安心して構えていられるものです。
愛犬との絆を深めるためには、とにかく普段からスキンシップをとり愛情をたっぷり伝えること。もちろん甘やかしすぎは禁物ですが、毅然とした態度と深い愛情表現で「頼りがいのある飼い主さん」を目指しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?かわいい愛犬に勘違いで寂しい思いや辛い気持ちを抱かせてしまったらと想像すると、それだけで胸が苦しくなりますよね。愛犬を勘違いさせないためにも、日ごろから準備や心構えを怠らないようにしたいものです。
またもし愛犬を勘違いで傷つけてしまったら、その後のフォローもとても大切です。いつも以上にコミュニケーションをとるなどして、「私は絶対にあなたを捨てたりしないよ」と愛情を伝えましょう。