犬の飼い主が他人にすべき配慮
犬を飼うことに限らず、自分の愛すべき対象を愛でるのは幸せなことですが、熱中するあまりつい周りが見えなくなってしまうことはよくあることです。
しかも、犬の場合は散歩やお出掛けなど、家の外にも連れ出す機会が少なくないため、「犬好きではない」人の存在も常に意識しておく必要があります。
1.犬のニオイ
犬の飼い主が他人にすべき配慮は、犬のニオイです。次のようなご意見があります。
- 電車で隣に座ってきた人がめちゃくちゃ犬臭かった(服についたニオイ?)
- 乗せてもらった車の中が犬臭かった
- 飲食店で隣の席に座った犬のニオイがこっちまできて食欲がなくなった
愛犬の体臭を「癒しの香り♡」と表現する飼い主もいますが、他人にとっては不快なニオイです。服や車内についた犬のニオイには、飼い主は慣れてしまっていて気づきにくいです。
飲食店には犬同伴を許可しているお店もありますが、犬を連れて入店することを前提としていません。
ご意見としては、「店側がOKしているからといって犬を連れてこないでほしい」という厳しいものもあります。
2.狭い歩道ですれ違うときは相手に譲ること
犬の飼い主が他人にすべき配慮は、狭い歩道ですれ違うときは相手に譲ることです。次のようなご意見があります。
- 犬がこっちに寄って来て怖かった
- リードを長くしたまま来ないでほしい
- 小さい犬を歩かせているとこちらが気を遣う
犬を目にするだけでも怖いと感じる人がいます。小さい犬が目につかず、踏んだり蹴とばしたりしそうになったことがあり、気を遣って歩かなければならない人がいます。
飼い主は、すれ違う他人が犬を好きか嫌いかを判断しながらお散歩しないですよね。しつけもしているし、吠えたり飛びかかったりしなければ大丈夫、と考えているからなのではないでしょうか。
3.人に向かって吠えさせないこと
犬の飼い主が他人にすべき配慮は、人に向かって吠えさせないことです。次のようなご意見があります。
- 犬が好きでも吠えられたらイラっとする
- 吠える犬を施設内に入れないでほしい
人に対して、警戒して吠える・威嚇して吠える・恐怖心から吠える・興奮して吠えるなどは、しつけで改善するべきです。
どうしても改善することが難しい場合には、犬同伴OKであっても、商業施設などの人が集まる場所へは連れて行かないことも配慮のひとつだと思います。
4.感染症や寄生虫の予防医療を受けること
犬の飼い主が他人にすべき配慮は、感染症や寄生虫の予防医療を受けることです。次のようなご意見があります。
- 知り合いの犬の会ったとき、愛犬にノミが移った
- ワクチンを打っていないのに犬を近づけてこないでほしい
他人への配慮ができていないことはもちろんですが、愛犬の健康管理もできていない状態であると言えます。
ノミの寄生を放置していると、自宅で大繁殖します。犬が皮膚炎を発症することがあります。知らぬ間に他人の犬に移してしまっているかもしれません。
ワクチンを打っていない犬との接触は、全ての飼い主が嫌がります。もしも愛犬に病気が移ったら…と考えるからです。
また、ご自身の愛犬が感染症にかかりやすい状態である、ということも考えなければなりません。
まとめ
犬の飼い主が他人にすべき配慮を4つ解説しました。
- 犬のニオイ
- 狭い歩道ですれ違うときは相手に譲ること
- 人に向かって吠えさせないこと
- 感染症や寄生虫の予防医療を受けること
厳しいご意見があります。心が痛くなるご意見があります。犬と暮らす者としては、飼い主側の意見も理解できますし、犬を好きではない他人の気持ちも理解しなければならないと痛感します。
中には、犬と暮らしていても、他人の犬は好きではない、という人もいます。妻がどうしても犬を飼いたいというから飼ったけど、自分の愛犬は可愛いけど…他人の犬は好きになれない、という話を実際に聞いたことがありました。
全ての人が犬を好きなわけではない、ということを意識し、配慮するべきなのです。
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50代以上 男性 匿名