老犬と子犬を一緒に飼うのはダメ?年齢差のある多頭飼いのポイントと配慮すべきこと

老犬と子犬を一緒に飼うのはダメ?年齢差のある多頭飼いのポイントと配慮すべきこと

老犬と子犬を一緒に飼いたいときに大切にしたいことは、先住犬である老犬の気持ちや状況です。老犬を優先しつつ、老犬にも子犬にもそれぞれの配慮が必要です。子犬を迎える前の参考になれば幸いです。

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老犬と子犬を一緒に飼うのはダメなの?

寝転がるコーギー2匹

老犬と子犬を一緒に飼うことは、ダメではありません。我が家でも老犬と子犬を一緒に飼ったことがありますが、大きな問題に直面したことは一度もありませんでした。

1日の大半を寝て過ごしていた老犬が、子犬がやってきたことで活動的になりました。行きたがらなくなっていたお散歩も催促するようになり、一緒に並んで歩くのが楽しそうでした。また、たくさんの経験を積んできた老犬ですから、子犬のしつけもしてくれましたし、お留守番中の遊び相手や見守りにも協力してくれました。

老犬と子犬が暮らすことには、犬にとっても、飼い主にとっても、「嬉しい」「楽しい」「幸せ」が増えるのだと感じました。

老犬と子犬を一緒に飼うことは、決してダメなことではありません。ただし、老犬だからこそ必要な配慮、子犬だからこそ必要な配慮を忘れてしまってはならないということを理解しておいた方がよいと思います。

年齢差のある多頭飼いのポイントと配慮すべきこと

見上げるジャックラッセルテリア2匹

ではここからは、年齢差のある多頭飼いのポイントと配慮すべきことについて解説します。実際に年齢差のある犬同士を飼おうと思っている場合には、事前に確認しておきましょう。

老犬が元気なうちに子犬を迎えるべき

まだ老犬に介護が必要でないとき、元気なうちに子犬を迎えた方がよいです。子犬のお世話は、実際は思っていたよりもずっと大変です。

老犬の介護も同じです。子犬よりも目が離せなくなりますし、認知症や夜鳴きなどで飼い主が不眠になったり、ストレスでうつ状態になったり、老犬の介護は本当に大変なものです。

老犬が元気なうちに子犬を迎え、しつけを徹底し、自立したところで老犬の介護が始まる、というのが理想だと思います。

子犬が老犬のストレスにならないようにする

老犬と子犬を一緒に飼うときにすべき配慮は、子犬が老犬のストレスにならないようにすることです。

やんちゃな子犬にまとわりつかれ、叱ることも抵抗することもできず、ジッと耐えるのが老犬です。肉体的にも精神的にもストレスを感じやすいです。一緒に遊んだり過ごしたりする時間はあってよいと思いますが、老犬がひとりきりでゆっくり休める環境も与えてあげるべきです。

老犬をサークルで囲ったり、ケージの扉を閉めて過ごしてもらったり、子犬と接触せずに済む時間を与えることが配慮のひとつだと思います。

子犬を積極的に外の世界に出すこと

シェルティーと子犬

子犬には社会勉強が必須です。外の世界に出て、他人や他犬との交流を持つことで、社会性が身に付きます。犬が安全に快適に暮らしていくために必要不可欠なことです。

老犬になると、あまり外の世界に連れ出さなくなってしまうことがあります。お散歩は庭だけ、近所を回るだけ、などということがよくあります。

外の世界に出ることは、老犬にとっても刺激になります。認知機能の低下を防ぐことにも役立ちます。ペットカートなどを利用し、一緒にお散歩することだってできます。

老犬をひとり家に残しておくと心配だからと、子犬のお散歩の時間や社会勉強の時間まで少なくなってしまうことは避けなくてはいけません。

飼い主を独占できる時間を作ること

老犬にも、子犬にも、飼い主を独占できる時間を作ることが、配慮のひとつだと思います。

急に家族に加わった子犬に対して、嫉妬してしまう老犬は多いものです。それまでずっと飼い主の愛情を独占することができていたのですから当然です。

『先住犬を優先すべき』とはよく言われますが、だからといって、後からやってきた犬に対する愛情やお世話に差があってはよくありません。

老犬と子犬に気兼ねなく、飼い主を独占できる時間を作る方法は「散歩」です。それぞれ個別に散歩に行くことで、散歩の時間は飼い主を独占することができます。

まとめ

年の離れたチワワ2匹

老犬と子犬は一緒に飼うことができます。ダメということはありません。それぞれの犬への配慮が十分にできれば、仲良く暮らすことができると思います。

最後にもうひとつだけポイントと配慮を加えると、「老犬が子犬を構い過ぎてしまうことにも注意が必要」ということです。お世話好きな子っていますよね。

老犬になった愛犬に新しい家族を迎えてあげたいと考えるときの参考になれば嬉しいです。

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