1.「早く終わらないかな~」と飼い主の様子を伺っている
あなたが叱っている時に「上目遣い」をする愛犬は、「この状況、早く終わらないかな~」と思っている可能性があります。
もしあなたが愛犬を叱る時に、「もう!ダメっていってるでしょ?どうしていつも悪いことばかりするの!?」などと「お説教」をしているなら、なおさらその可能性は高いでしょう。
犬は長い文章は理解できませんし、相手の立場になって物事を考えることも難しいので、お説教をされても「ご主人うるさいなぁ」「なに言ってるんだろう?」としか思えません。
愛犬が上目遣いで見つめるのは、「そろそろ終わるかな?」とあなたの様子を伺っているためです。決して「反省している」訳ではないので、ご注意ください。
犬を叱る時は説教をするのではなく、「ダメ」「NO」と短く伝えたほうが効果的だといわれています。
2.「怒られることしちゃった」と気まずくなっている
飼い主に叱られると「怒られることしちゃった」と気まずい気持ちになる犬もいます。
家に帰ると、いつもなら大喜びで飛びついてくる愛犬が近寄って来ない。キッチンを見ると荒らされたゴミ箱が…。そんな時、きっと犬は離れた場所から上目遣いで飼い主のことを見ていることでしょう。
「あー!」なんて飼い主が言おうものなら、ますます上目遣いのしょんぼり顔になるはずです。
怒られると分かっているなら我慢すれば良いのに!と思ってしまいますが、ゴミ箱を漁ったりクッションを破壊したりといった行動は、犬にとってよっぽど楽しいことなんでしょうね。
3.「もう許して~」とわざと可愛い顔をしている
飼い主に叱られると、「もう許して♡」とわざと上目遣いをする計算高い犬もいます。このような犬は、以前叱られた時に上目遣いをして飼い主に許された経験があり、「この表情をすると許してもらえるぞ」と覚えて実践しているのです。
ウルウルした瞳で見つめられると、ついつい叱れなくなるという飼い主さんはきっと多いと思いますが、甘やかしすぎないように注意しましょう。
4.「ご主人が怖い」と怯えている
叱った時に愛犬が上目遣いをしていたら、あなたのことを怖がっている可能性があります。
犬は欲しい物がある時など飼い主に甘える時以外に、不安や恐怖を感じた時にも上目遣いをすることがあります。不安を感じている時の犬は白目の部分が多く見えていて、尻尾が垂れ下がり身を低くしているのが特徴です。
しつけをする以上、叱ることは大切ですが犬を怖がらせすぎるのは良くありません。震える、失禁する、叱った後しばらく硬直して動かないなどの様子が愛犬に見られたら、叱り方を変えたほうが良いでしょう。
犬によって怖がり方には個体差があるので、愛犬に合わせた叱り方をするようにしてください。
まとめ
叱られている時に犬が上目遣いをするのは、飼い主が怒っている(いつもと様子が違う)ということを理解しているためです。
ただし「上目遣いをしている=反省している」という訳ではないので、「上目遣いをするまで叱る」などの行為はしないでください。
犬を叱る時は「ダメ」など短く伝えるようにして、説教はしないようにしましょう。