犬を飼うことで考え方や生活スタイルが大きく変化しやすい
犬を飼っている人の口から、「犬を飼ったことで人生が変わった」という言葉を聞くことがあります。愛犬と過ごす中で自分の未熟さを知ったり、乗り越える努力や愛情を注ぐことの喜びなどを感じることは多いのかもしれません。
犬は私たち人間とは異なる生き物ですが、とても感情豊かで賢い動物です。そんな犬たちと共に暮らしていくためには、飼い主側の考え方や生活スタイルを必要に応じて切り替えたり、対応していかなければならないこともたくさんあります。
こうした毎日、何気なく愛犬に寄り添って暮らしていく中で、「そういえばこんなところが変わったな」「以前とは生活が打って変わった」と感じる人が多いのでしょう。
『犬を飼ったら人生が変わる』5つの理由とは?
では、犬を飼うことでどのように生活や心情が変わるのでしょうか。ここでは、犬の飼育経験がないとわからない『犬を飼ったら人生が変わる』と言われている理由について紹介します。
1.愛犬に配慮した生活環境を考えるようになった
今までの生活では、その家に住む「人」が中心となって生活環境を整えていたご家庭が多いと思います。インテリアや家具の配置などは、その家の住人の好みや趣向に合わせて選ばれていたことでしょう。
しかし、犬を飼うことでその生活は一変します。当たり前のように置いていたインテリアが犬にとって危なかったり、家具の数や大きさによっては犬を飼うために必要な犬用グッズが設置できなかったり…といった支障が出る恐れがあるからです。
その結果、今までのインテリアや部屋の雰囲気が変わり、シンプル且つ必要最低限のものだけを配置するようになったという飼い主さんも多くいます。
2.誰かと一緒に暮らすことの大変さや喜びを知った
家族以外の他人、しかも犬と一緒に暮らすということは楽しいことばかりではありません。習性や考え方、コミュニケーション方法も異なる犬と暮らすことは、あらゆる面で壁にぶつかります。
ひとりならば自分本位な生活を送れば良いですが、愛犬と一緒に暮らし始めるとそうはいきません。
相手にも配慮した暮らしを考え、お互いに妥協できる点を見つけたり、より良い暮らしをお互いが送れるよう工夫したりすることで、大変だけれども乗り越えた先にある喜びを知ることができます。
3.言葉が通じない相手に気持ちを伝える努力を知る機会を得た
犬は人間と同じ言語を使ってコミュニケーションをとる生き物ではありません。そのため、言葉が通じない相手に気持ちを伝えるために、あらゆる声、言葉、仕草、行動、態度、視線、表情などを試したという飼い主さんも多いでしょう。
このように相手に気持ちを伝えるために努力するという機会を得たことで、人間的にも成長できたと感じる人は少なくありません。
無意識に相手のことを知ろうと努力したり、相手の気持ちを察しようと試みたり、その期待に応えようとする行動が自然と身につくのです。
4.ある程度のことを許容できる心を持てるようになった
自分や家族だけで暮らしている頃は、自分達の生活スタイルを守りながらマイペースに暮らすことができていたことでしょう。しかし犬が加わることで私たち人間の生活は、ペースが乱れたり崩れたりすることも増えます。
家具を噛まれてボロボロにされたり、はしゃいだ愛犬がゴミ箱を倒したり、トイレ以外の場所で排泄してしまったり…。最初は慌てふためいてしまう人も多いでしょう。
こうした生活を毎日送っていくうちに自然と適応能力が身につき、ある程度のトラブルは寛大な心で許容できるようになった飼い主さんはたくさんいるのではないでしょうか。
5.しがらみや計算なく相手を愛する喜びや幸せを知った
犬は信頼した相手に対して、しがらみや計算なく最大の愛情を全身を使って伝えてくれます。こうした愛情表現を素直に伝えられることの喜びや、幸福感を知ることができたという変化は、犬を飼う上でとても大きな変化だと感じる人も多いでしょう。
その上で、愛犬に対して自分もたくさん愛情を注いであげたい、愛情を伝えてあげたいと考える人は多く、愛し愛される喜びを本当の意味で実感できたという声を多く聞こえます。
まとめ
犬を飼うことで生活や心情にあらゆる変化が生まれるという声はよく耳にします。犬を迎えることは簡単ではありません。自分の生活を一変させる出来事でもあります。
しかし、真剣に愛犬と向き合うことで、必ず新たな喜びや幸せが生まれるので、犬を迎える覚悟ができているという方はぜひそうした喜びや大変さも含めて、生活の変化を楽しんでください。