犬にとっての「最適な散歩コース」を選ぶ方法
犬にとってさまざまな意味で大切な毎日の散歩ですが、旅先や新しい場所へ引っ越した場合、どの道が散歩コースとして最適なのか、判断に迷うこともありますよね。
今回は、愛犬にとって最適な散歩コースはどのようなポイントで選ぶべきか、わかりやすく比較しながら解説します。
舗装された道路であるかどうか
犬にとっての最適な散歩コースを選ぶ方法は、舗装された道路であるかどうかです。
アスファルトなどで舗装された道路は平らであることから、犬にとっても飼い主にとっても、大変歩きやすいです。
しかし、散歩コースには、犬にとって危険なものが落ちていることがあります。具体的には、タバコの吸い殻・人間が吐き捨てた唾液・人間の食べカス・放置された犬の排泄物などです。
この場合、舗装された道路の場合はどうでしょうか。すぐに飼い主の目にもつきますし、犬が手足で踏んでしまったり、拾い食いをしてしまったりすることを防ぐことができるはずです。
注意したいことは、夏場のアスファルトの散歩コースを歩く時の温度です。素手で触れてみて、熱くなっていないかどうかを確認してから散歩する必要があります。犬が肉球を火傷してしまうことを避けるため、舗装された道路が熱くなっていない時間帯に散歩するようにしましょう。
舗装されていない土の道路であるかどうか
犬にとっての最適な散歩コースを選ぶ方法は、舗装されていない土の道路であるかどうかも重要です。
土の地面がデコボコしていたり、上りや下りの斜面になっていたり、犬も飼い主も上手くバランスを取りながら歩くことが必要な散歩コースです。
舗装された道路と比べた時、同じ歩くスピードで、同じ距離を歩いた場合でも、舗装されていない土の道路を歩く時の方が、体幹が鍛えられ、運動量も増えます。
若い犬にとっては、嬉しい散歩コースなのではないかと思います。
車の通りが少ない道路であるかどうか
犬にとっての最適な散歩コースを選ぶ方法は、車の通りが少ない道路であるかどうかです。
広めの歩道があればよいと思うのですが、車の通りが少ない道路では、犬がトラブルに遭いやすいです。
歩道を歩いていても、歩く人とのトラブルが起きることがあります。狭い歩道であると、犬同士のトラブルも起こりやすいです。また、歩道を猛スピードで走ってくる自転車もいますよね。
歩道のない車の通りの多い道路であると、交通事故に遭う可能性も高くなります。猛スピードで行き交う車は、犬にとって巨大で恐ろしい存在です。常に恐怖とストレスを感じながら散歩することになってしまいます。
散歩コースは、車の通りが少ない方が絶対的に安全だと思います。
他人や他犬とすれ違うかどうか
犬にとっての最適な散歩コースを選ぶ方法は、他人や他犬とすれ違うかどうかです。
まだ社会化が済んでいない犬にとっては、他人や他犬とすれ違う回数が多い散歩コースの方がよいです。
社会化が済んでいる犬にとっても、他人や他犬とすれ違う回数が多い散歩コースである方が、飼い主や家族以外の他人や他犬とのコミュニケーションの回数が増えます。
思わぬ出会いがあったり、おともだち犬ができたり、飼い主にとっても愛犬にとっても嬉しい出来事が起りやすいです。
ドッグラン・公園・広場に立ち寄れるかどうか
犬にとっての最適な散歩コースを選ぶ方法は、ドッグラン・公園・広場に立ち寄れるかどうかです。
ドッグランであれば、犬がノーリードで自由に思うがままに遊ぶことができます。思いっきり走り回ることだって可能です。
犬の散歩が許可された公園や広場では、周りの人や犬に配慮することを忘れなければ、ロングリードや伸縮リードを使って遊ぶことができます。ボールやディスクを投げて遊ぶことだって可能です。
ただ単純に歩くことを楽しむだけではなく、お外時間を楽しみたい犬と飼い主にとっては、寄り道できる場所が散歩コースにあると、より楽しめると思います。
まとめ
犬にとっての最適な散歩コースを選ぶ方法を5つ解説しました。
- 舗装された道路であるかどうか
- 舗装されていない土の道路であるかどうか
- 車の通りが少ない道路であるかどうか
- 他人や他犬とすれ違うかどうか
- ドッグラン公園広場に立ち寄れるかどうか
散歩コースは、いくつもあった方がよいと思います。コースが変わることで犬が受ける刺激も変わりますし、飽きることもありません。
晴れの日は地面が土の散歩コースでもいいけど、雨の日は地面がアスファルトの方が汚れにくい、などの選び方もあってよいのではないでしょうか。