対策していても油断禁物!室内でも愛犬から目を離さないで
皆さんはご家庭で愛犬が誤飲や拾い食いしないように気をつけていることはありますか。ゴミ箱を蓋付のものに替えたり、飲み込めてしまいそうなサイズのものは出しっぱなしにしないなど、意識的に注意していることは多いと思います。
しかし、対策していても油断は禁物です。犬はとても賢い動物なので、私たちの予想を遥か上をいく行動をとることも珍しくありません。
その結果、危険なものを誤飲してしまい、最悪の場合には死に至ってしまう事故も多数報告されています。対策を強化していても部屋に一緒にいるときは、愛犬が危険な行動を取らないよう見守りましょう。
犬が飲み込むと亡くなる絶対に誤飲させてはいけないもの5選
犬が飲み込んでしまうと亡くなる可能性の高い危険なものには、どのような生活用品があるのでしょうか。ここでは、絶対に誤飲させてはいけないものを紹介するので、特にご家庭では気をつけてください。
1.紐や糸
紐や糸などの細いものは、簡単に飲み込めてしまいます。一見するとそこまで危険性を感じないという方も多いと思いますが、実は腸に到達した際に胃腸に絡まってしまったり、腸閉塞や腸の損傷を引き起こしたりする恐れがあります。
その結果、紐や糸による死亡例も多く、ある調査によると致死率は約20%という結果も出ています。長い髪の毛なども危険性があるので、なるべく毎日床掃除を行うように心がけましょう。
2.ビニール袋
ビニール袋も犬が悪戯した際に噛みちぎった断片を飲み込んでしまい、窒息死してしまう原因になりやすい危険物の1つです。
実際、お菓子やパンのビニール製の包み紙を飲み込んでしまい気管に詰まってしまうことがあります。また、腸内に詰まってしまうと腸の一部が壊死し、命にかかわることもあります。
3.布類
薄い布切れなどの布類も危険性が高いです。夢中になって遊んでいたところ布を噛みちぎってしまい、その切れ端を誤って飲み込んでしまう可能性は非常に高いです。
布もビニール袋と同様に飲み込んで窒息しやすく、腸まで到達してしまうと腸を塞いでしまい、腸を壊死させてしまう恐れがあります。死亡事故につながりやすいので、飲み込まないよう注意深く見守ってあげてください。
4.竹串などの先端が尖ったもの
焼き鳥などに使われる竹串には、美味しい食べ物の匂いがべっとりと染み付いています。そのため、犬たちにとって興味や好奇心をそそられる危険なものです。
飼い主の目を盗んで舐めていたところ喉に刺さってしまったり、竹串を噛んで折れてしまった破片を飲み込んでしまい、亡くなってしまうこともあります。
5.医薬品
飼い主が服用している薬を誤って飲み込んでしまうという事例も多く報告されています。これは、飼い主が普段から口に入れているところを観察しているため、自分も食べてみたいと思い立ってしまった故の行動だと考えられます。
人間の医薬品は、当然犬にとっては強力な薬です。摂取してしまうと危険な成分も含まれているため、さまざまな症状を引き起こし、最悪の場合には死亡してしまうケースもあります。
薬が入っているシートを間違って飲み込んでしまうと、消化管を傷つけてしまったり、腸閉塞の原因になります。シートは薬を保護する目的で、硬い素材が多く飲み込むと危険です。犬の手が届く場所に放置したり、捨てたりしないように注意しましょう。
まとめ
いかがでしたか。今回紹介した危険なもの以外にも、犬が誤飲してしまうと最悪の場合、死亡してしまう危険物は数多く存在します。誤飲しないよう対策をとることはもちろん、対策していても危険な事故に繋がらないよう見守ってあげましょう。