愛犬に「居心地が悪い」と感じさせてしまう場所
愛犬には常に快適な状態でいてほしいのは山々なのですが、場所によっては「居心地が悪い…」と感じさせてしまっている場合があります。しかもそれが、飼い主にとっては意外な場所だったりすることも。
愛犬に常に快適に過ごしてもらえるように、必要があるようなら環境の見直しも行いましょう。
1.飼い主が不慣れな場所
愛犬に居心地が悪いと感じさせてしまう場所は、飼い主が不慣れな場所です。
不慣れな場所に行く時、あなたはどんな気持ちになるでしょうか。不安になったり、緊張したり、そわそわと落ち着かない気持ちになることがあるのではないでしょうか。
行く前にもドキドキ、行く途中にもドキドキ、実際にその場所に到着してからもドキドキと、その気持ちが愛犬にも伝わり、居心地が悪いなと感じさせてしまうのです。
それは、愛犬が大好きなはずのドッグランでも起こります。飼い主が不慣れな場所で緊張すれば、犬も緊張してしまいます。
不慣れな場所に不安や緊張や恐怖を感じるのであれば、下調べをしっかりしてから行く、飼い主だけで下見に行く、口コミをチェックするなどするのがおすすめです。
不慣れな場所でも愛犬と一緒に楽しめるといいですね。
2.人混みや騒がしい場所
愛犬に居心地が悪いと感じさせてしまう場所は、人混みや騒がしい場所です。
犬同伴OKと書かれていると、つい入ってみたくなりますよね。商業施設など、とくに休日は人が多く、騒がしい場所です。
愛犬と一緒にお出かけしたくなってしまうお祭りも、犬にとっては人混みを歩かなければならず、人の声や音楽や太鼓の音、花火など騒がしい場所です。
人混みや騒がしい場所は、犬にとって居心地が悪いだけではなく、恐怖を感じやすい場所です。驚き、パニックになり、急に走り出してしまうことがあります。
首輪やハーネスが抜けてしまったり、飼い主がリードを手離してしまったり、愛犬が迷子や事故に遭うことがないように対策をするか、そもそも人混みや騒がしい場所には連れて行かない配慮が必要だと思います。
3.暖められすぎた部屋
愛犬に居心地が悪いと感じさせてしまう場所は、暖められすぎた部屋です。
寒かろうと、暖房の温度を上げて部屋を暖めすぎてしまうと、犬にとっては不快で居心地の悪い部屋になってしまうことがあります。
寒い時期なのに冷たいフローリングの上に寝転がっていたり、室内でパンティングをしていたり、部屋から出て行きたがる時は、室温を暖めすぎているかもしれないと考えて配慮してあげるとよいと思います。
4.温度と湿度が高い部屋
愛犬に居心地が悪いと感じさせてしまう場所は、温度と湿度が高い部屋です。
犬の健康状態や年齢などによって個体差はあると考えた方がよいですが、犬にとって快適な温度は22℃前後、湿度は40%程度とされています。
温度がやや高めでも湿度が低い場合には、それほど居心地の悪さは感じないようです。温度はそれほど高くないけれど湿度が80%を超えるなどする時は、やや居心地の悪さを感じるようです。
とくに夏場の部屋の中は蒸し暑くなります。犬にとっては不快な季節であり、いつもくつろいでいる部屋が居心地の悪い場所になってしまいやすいです。
室内温度計を置き、温度と湿度をこまめに確認し、愛犬に適した環境を保つようにしてあげるとよいと思います。
まとめ
愛犬に居心地が悪いと感じさせてしまう場所を4つ解説しました。
- 飼い主が不慣れな場所
- 人混みや騒がしい場所
- 暖められすぎた部屋
- 温度と湿度が高い部屋
犬がどのような環境を不快に感じ、どのような環境を好むかは、飼い主が一番よくご存じかと思います。
普段の愛犬の生活の様子をチェックし、整えなければならないタイミングもあると思います。
健康状態や年齢など、愛犬の生活に変化が起きた時にも、居心地は悪くないろうか、見直すべき環境はないだろうかと考えてみるとよいでしょう。