愛犬との心の距離をもっと近づける「飼い主の行動」
では、愛犬との心の距離を今以上に近づけるために、飼い主はどのような行動をすべきなのでしょうか。
1.アイコンタクトをする
愛犬との心の距離をもっと近づける飼い主の行動は、アイコンタクトをすることです。
目と目を合わせることをアイコンタクトと捉えがちですが、もう少しだけアイコンタクトに対する意識を変えてみると、愛犬との心の距離を近づけることができます。
例えば、愛犬とアイコンタクトをする目的です。
- 飼い主に注目してもらうため
- 飼い主に集中してもらうため
- 飼い主に意識を向けてもらうため
なぜ愛犬とアイコンタクトをするのか、ということを考えて行動できる飼い主は、自然と愛犬との心の距離を近づけることができています。
外出先で愛犬が不安を感じた時、落ち着きがなくなったり、興奮したりすることがありますよね。そんな時、アイコンタクトをすることで飼い主に注目してもらい、不安を与える要素から気を逸らすことができます。
他の犬に対して、愛犬が威嚇したり攻撃的になったりした時も同じです。アイコンタクトをすることで飼い主に注目してもらい、警戒する気持ちや興奮する気持ちを落ち着かせてあげることができます。
普段からアイコンタクトによってお互いの信頼関係を確かめ合う行動ができている場合、愛犬を危険やトラブルから守ることができるんです。
心の距離を近づけるためにアイコンタクトをすること、その意味や目的まで考えて行動することができることが、愛犬の信頼を得るために意識すべき最も重要なコツだと思います。
2.正しい行動をした時に褒める
愛犬との心の距離をもっと近づける飼い主の行動は、正しい行動をした時に褒めることです。また、愛犬の信頼を得るために意識すべきコツは、犬が正しい行動をしている最中、または、正しい行動をした直後に褒めることです。
行動したことを褒められた犬は学習し、また褒められたくて、飼い主に喜んでもらいたくて、何度でも繰り返し行動するようになります。一方、叱ったり怒ったりすると、犬は飼い主に不安を感じます。厳しくしすぎると、恐怖心を与えてしまうことだってあります。
心の距離を近づけるためには、不安や恐怖心を与えることがないよう、正しい行動を褒めるということを意識することが大事です。
正しい行動を褒められ学習した犬は、間違った行動や危険な行動をすることが少なくなります。やがてはゼロにすることだってできるでしょう。
犬の短期記憶は10秒程度と言われているため、事後では学習できない可能性があります。そのため、褒めるのは正しい行動をしている最中や直後であることが重要です。
3.お散歩では飼い主が主導権を握る
愛犬との心の距離をもっと近づける飼い主の行動は、お散歩は飼い主が主導権を握ることです。
愛犬がリードを引っ張るままに歩いていませんか?「そっちには行かない!あっちに行くんだ!」とわがままな愛犬に従って歩いていませんか?これでは心の距離を近づけるのはほど遠いです。
信頼を得るために意識すべきコツは、リードを強く引っ張ることで従わせるのをやめることです。
リードの引きの強弱で犬をコントロールしようとすると、犬が飼い主を信頼しているからついていくのではなく、強く引っ張られるから仕方なくついていく、ということになってしまいます。
犬にリードをつけてお散歩するのは、愛犬を安全へと導き、命を守るためです。そのことを理解している犬は、飼い主に従って歩きます。
飼い主に従うことで安全に楽しくお散歩することができる、ということを理解しているからです。
まとめ
愛犬との心の距離をもっと近づける飼い主の行動を3つ解説しました。
- アイコンタクトをする
- 正しい行動をした時に褒める
- お散歩では飼い主が主導権を握る
犬が安全に幸せに暮らすために大切なのは、愛犬と飼い主がお互いに信頼し合っていることです。
愛犬に「この人と一緒なら安全で快適で楽しくて幸せだ♡」と思ってもらえるような行動を心がけたいですね。