犬がもっと幸せになる「暮らしのヒント」
大切な愛犬に、さらに充実した犬生を送ってもらうために、犬が幸せになるための「暮らしのヒント」について解説します。
1.飼い主が「犬」について学ぶ
犬がもっと幸せになる暮らしのヒントは、飼い主が犬について学ぶことにあります。最近、あなたが「犬」について学んだことは、どんなことでしょうか。
犬の病気に関する本を読んだり、犬の月間雑誌を読んだり、しつけや介護の本を読むなど、日常生活の中で何気なく行っていることが学びに繋がることがあります。
犬は自分の感情をコントロールすることが苦手だと知っていましたか?犬には善悪の判断をすることが困難であると知っていましたか?犬は物事が起きてから10秒で忘れてしまうこと、犬は事後を叱られても反省していないことを知っていましたか?
長く犬と暮らしていると、犬のことを何でも知ったような気持ちになっていることがあります。愛犬のことは飼い主である自分が一番よく分かっていると考えています。
本当にそうでしょうか。まだまだ「犬」について知らないことだらけなのではないでしょうか。むしろ、大して知らないまま犬と暮らしているのではないでしょうか。
「犬」を知れば知るほど愛犬は幸せになります。暮らす環境も変わりますし、飼い主の愛犬への接し方も変わります。こんな時はこうするべきだ!と、咄嗟の判断ができるようになり、冷静に落ち着いた対応ができるようになります。
愛犬の問題行動も謎の行動も減りますし、飼い主に叱られたり怒られたりすることもグッと減ります。
犬がもっと幸せになる暮らしのヒントは、「犬」について学ぶことから得てみましょう。
2.「芸」と「しつけ」を区別する
犬がもっと幸せになる暮らしのヒントは、あなたが愛犬に教えたことは「芸」なのか、「しつけ」なのか、ということにあります。
- 待て
- おいで(戻れ)
- ちょうだい(放せ)
この3つは、犬の安全と命を守るための「しつけ」です。リードが外れて走り出してしまった時、「待て」ができれば迷子にはなりません。交通事故に遭うこともありません。
ドッグランで犬同士が喧嘩になりそうになった時、「おいで」ができれば喧嘩を止めることができます。怪我を負わせることも、負うこともありません。
犬は何でも口の中に入れて確かめようとします。「ちょうだい」ができれば、誤飲誤食を防ぐことができます。中毒症状を起こしたり、命を失ったりすることもありません。
トイレトレーニングもしつけのひとつです。愛犬にとっても、飼い主にとっても、絶対的に暮らしが楽に快適になります。
芸をする犬は可愛いです。芸をすることは、愛犬と飼い主のスキンシップやコミュニケーションにもなります。
芸は成犬になってからでも覚えます。老犬だって新しい芸を覚えることができます。子犬や若い成犬には、犬と飼い主が幸せに暮らすための「しつけ」から教えてあげてください。
3.一緒に過ごす時間を最大限に増やす
犬がもっと幸せになる暮らしのヒントは、愛犬と飼い主が一緒に過ごす時間を最大限に増やすことです。
愛犬がお留守番している時間は1日何時間ですか?週に何日お留守番していますか?1週間のほとんどをひとりで過ごしている犬が多いのではないでしょうか。
飼い主が友達と食事を楽しんでいる時も、恋人とデートを楽しんでいる時も、愛犬はただただ大好きな飼い主のことを思って過ごしています。飼い主の帰りだけを待っています。
犬が最も幸せを感じる時間は、飼い主と一緒に過ごす時間です。お散歩が楽しいのも飼い主と一緒だからです。おやつが美味しいと感じるのも飼い主がそばにいるからです。
飼い主がスマートフォンを見つめている時も、愛犬が安心して眠ることができるのは、飼い主が同じ空間にいるからです。
一見、何も充実していないように感じられるかもしれませんが、一緒に過ごす時間を最大限に増やすことが、愛犬と飼い主が幸せに暮らすために大切なことです。
まとめ
犬がもっと幸せになる暮らしのヒントを3つ解説しました。
- 飼い主が「犬」について学ぶこと
- 「芸」と「しつけ」を区別すること
- 一緒に過ごす時間を最大限に増やすこと
犬の幸せと飼い主の幸せは紙一重です。飼い主の暮らしが充実していると、自然と愛犬の暮らしも充実します。
愛犬が幸せになる暮らしのヒントは「飼い主の中にある」と言えるのではないでしょうか。