犬が窓越しに吠える理由
自宅の環境によっては、犬が窓の外に向かって吠えてしまうこともあるのではないでしょうか。しかももしそれが犬だけで留守番中の時だとしたら、ご近所迷惑になっている可能性も。
とはいえ、犬が窓越しに吠えるのには飼い主として理解すべき理由があるようです。窓越しに吠えるのを止めさせるためにもその理由をきちんと理解しておきましょう。
1.狩猟本能
犬が窓越しに吠えるのは、狩猟本能によるものなのではないか、ということが考えられます。
窓の向こうに見える野良猫や野鳥に吠えることがよくあります。獲物を発見し、飼い主に知らせるための吠えることもありますし、追いかけたくて興奮して吠えることもあります。
庭をトカゲが通るだけでも大興奮して吠える犬もいますよね。
2.声をかけたい
犬が窓越しに吠える理由は、声をかけたいからです。
人や犬が大好きな犬は、「こんにちは！」と声をかけたくて、窓越しに吠えることがあります。興奮した様子ではなく、落ち着いていることがほとんどなのではないでしょうか。
知り合いの人や犬が通る時は、嬉しさの余り大興奮し、激しく吠えてしまうこともあると思います。
3.警戒している
犬が窓越しに吠える理由は、警戒しているからです。
「そこにいるのは誰だ！」と、人や犬に向かって吠えてしまうことがあります。通り過ぎる人や犬に吠えることもありますし、立ち止まる人や犬に限って吠えることもあります。
よく通る人や犬のことは覚えていて、見知らぬ人や犬に限って吠える犬もいますよね。歩行者には吠えず、自転車やバイクに限って警戒し、激しく吠えてしまう犬もいるのではないでしょうか。
4.自分の存在に気づいてほしい
犬が窓越しに吠える理由は、自分の存在に気づいてほしいからです。
「こっちを見て！」と吠えているのです。笑顔で返してくれたり、手を振ってくれたり、声をかけるなど優しい対応をしてくださる人もいますよね。
存在に気づいて、窓の向こうにいる犬が吠えて返事をしてくれるこもあるのではないでしょうか。
犬の興奮を抑えるコツ
犬が窓越しに吠える時、興奮しています。興奮を抑えることができれば、すぐに吠えることも抑えることができます。
また、吠える前に興奮することを抑えることができれば、全く吠えずに済むこともあります。
叱ったり怒鳴ったりしないこと
犬が興奮して窓越しに吠える時は、叱ったり怒鳴ったりしない方がよいです。犬の興奮を煽ってしまいやすいです。
飼い主が大きな声を出すと、加勢してくれているのではないかと、犬が勘違いして、ますます興奮し、激しく吠えてしまうことがあります。
おもちゃやおやつで気を惹く
一時的な効果ではありますが、「おもちゃで遊ぶ？」「おやつ食べる？」などと声をかけ、気を惹く作戦もあります。
あまりにも激しく吠えることで、窓の向こうの人やご近所さんに迷惑をかけている、という時の対処法としてはおすすめできると思います。
犬の目線の高さまで目隠しをする
窓の外が見えないように、犬の目線の高さまで目隠しをしてはいかがでしょうか。窓にフィルムを貼るタイプもありますし、カフェカーテンを低い位置に飾るのもよいと思います。
お留守番中は飼い主が対応することができないため、シャッターや雨戸を閉めてしまうのもよい方法だと思います。
「分かったよ」と伝える
犬が窓越しに吠える時、家や飼い主を守ろうとしていることがあります。窓の向こうにいる人や犬に警戒している時です。
愛犬が吠える理由が縄張り意識や防衛本能なのであれば、「大丈夫だよ」「分かったよ」「ありがとう」と伝えてみてはいかがでしょうか。
飼い主に気持ちが伝わったことが分かれば、吠えるのをやめることがあります。
まとめ
犬が窓越しに吠える理由を4つ解説しました。
- 狩猟本能
- 声をかけたい
- 警戒している
- 自分の存在に気づいてほしい
窓越しに吠える犬を叱ったり怒鳴ったりしても解決しません。さらに興奮させてしまったり、激しく吠えてしまったり、悪循環になりやすいです。
なぜ吠えるのか理解してあげることができれば、対策も解決もできると思います。愛犬に気持ちになって考えてみましょう。
